2020年末から地方都市ロードサイド店を多く新規出店しているドスパラ。2022年1月8日には、なんと「ドスパラ鹿児島アクロスプラザ与次郎店」と「ドスパラ甲府飯田店」を2店同時にオープンです。今回は南九州エリア初出店の「ドスパラ鹿児島アクロスプラザ与次郎店(以下、ドスパラ鹿児島店)」に伺ったので、その様子を紹介します。
ドスパラ鹿児島店は、「ドスパラ 前橋インターアカマル店」と同様に、ショッピングモール「アクロスプラザ与次郎」内の店舗です。ショッピングモールですから駐車場も完備。公共交通機関は、鹿児島中央駅から市営バス16番線、27番線で「与次郎一丁目」下車、鹿児島交通で32-1番線で「共月亭・米盛病院前」下車、市電なら谷山行「荒田八幡」下車(徒歩15分)といったアクセスです。モール内店舗のため若干狭い(280平方メートル)ですが、アイテム数はあまり変わらず。コンパクトにまとまっているのは店長が以前在籍していた大宮店が非常に狭かったからでしょうか。
店舗は、入って左がゲーミングデバイス展とレジ、正面にGALLERIAゲーミングパソコン、右側に各種ゲーミングデバイス、奥にはその他の周辺機器や上海問屋のグッズ、中古という感じで(本来2店舗分のスペースを使っていることもあり)、比較的細長い店舗構成です。
ほかのドスパラ店舗では、ゲーミングキーボードの展示と在庫が別スペースになっていたのですが、ドスパラ鹿児島店ではスペースの節約のために同じ棚の上下に配置していて、在庫確認がしやすいというメリットがあります。
また、前回お邪魔したドスパラ水戸赤塚店と同様に、ゲーミングマウスの感度や重さの違い、マウスパッドの比較を行えるスペースがありました。
一方、これまでの店舗にあった自作支援スペースの「ドスパラボ」ですが、ドスパラ鹿児島店では見当たりませんでした。しかし、これにスペースを取られるならアイテムや展示を増やすべきなので、仕方ないでしょう。
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早速、店内に入ります。(以下、画像はオープン当日と前日の内覧会画像が混在しています)。入って正面がゲーミングパソコン各種で、奥にCPUやメモリ等の価格表と(お客さんで隠れていますが)注文のための端末があります
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入ってすぐ右側がキャラクターグッズ。この時点でマインクラフト推しが見え隠れします。奥にはゲーミングマウスパッドが陳列されています(今回斜め構図の写真が多いのは通路があまり広くないためです)
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さらに奥に行くと、ゲーミングキーボードがあります(画像では見えない裏側がメイン)。手前はゲーミングマウスが各種置いてあり、多くは実際に操作して体感可能。在庫は下のほうにまとまっています
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2021年11月にオープンしたドスパラ水戸赤塚店で展示してあったマウスパッドとマウスの重さ、解像度の違いを体感できるスペースも併設。推しの選手が推奨しているマウスがあなたにもピッタリというわけではないので、じっくり試すのがよいでしょう
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その奥がドスパラ鹿児島店唯一の環境展示で、ゲーム配信環境をイメージしたものでした。スペースの関係で環境展示もそうですが、ゲーミングデスク&チェアの展示もここだけです。代わりにカメラを4台切り替えられるようになっている豪華仕様
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ゲーミングマウスの棚の反対側は、ゲーミングキーボード。マウス同様に多くの展示機があり、キースイッチの差やレイアウトをじっくり比較できます。以前の店舗では感染症防止対策としてアルコールティッシュが用意されていましたが、ゴミの問題もあるのでドスパラ鹿児島店ではアルコールディスペンサーを数多く配置しています(画面左)
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マザーボードの反対側がグラフィックスカード。種類豊富に在庫していましたが、初日には早くも品切れモデルがありました。最近の情勢だとグラフィックスカード枯渇というほどではないので、早々に補充されると思います。写真はありませんがグラフィックスカードと通路を隔てて反対側が液晶の展示です
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最近のドスパラ店舗のクチコミを見ると「ゲーミング系ばっかり」という書き込みを見ますが、普通のパソコンも売ってます。展示されていたTHIRDWAVE F-14TG/raytrak X4-Tは、基本設計を共通化することで外装にもコストをかけており、メモリ増設できないものの16GBと普段使いには十分な容量で割とおススメです
2021年はPCパーツの品不足があり、自作派にとっては困ったことも多かったのですが、2022年は(価格はともかく)品物自体は結構あるようです。ドスパラ鹿児島店を見ると、CPU、メモリ、HDD、SSD、グラフィックスカードすべて一通りそろっていました。特にドスパラ水戸赤塚店でパーツ価格表から消えていたDDR5メモリも入荷していたので、第12世代Core iプロセッサーを使ったパワフルマシンの自作も行えそうです。
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ドスパラではおなじみのパーツ在庫一覧と価格表。2021年のパーツ不足も一段落しており、CPUやメモリは十分ストックされています。水戸赤塚店ではなかったDDR5メモリも在庫しており第12世代Intel Core iプロセッサー自作もバッチリ……
オープンニング期間中のゲーミングデバイス展は「色鮮やかなゲーミングデバイス特別展」です。「ゲーミングデバイス=黒くてLEDイルミネーションがついている」というのは昔の話。現在は、真反対の白いゲーミングデバイスをはじめ、かなりカラフルな製品が出ています(余談ですが、PFUのハイエンドキーボード「ハッピーハッキングキーボード」の25周年記念モデル「雪」は即完売と、白い周辺機器はゲーミング以外でも結構人気です)。
この展示で特に注目したいのが、ロジクールのワイヤレスゲーミングヘッドセット「G435」。ブラック&ネオンイエロー以外に、オフホワイト&ライラックとブルー&ラズベリーとかなり攻めたカラーリングバリエーションです。独自の無線技術「LIGHTSPEED」とBluetoothのデュアルワイヤレス接続(最長18時間再生)が特徴で、マイクブームのない構造を採用しています。そして、165gと超軽量(筆者が自宅で使っているG633sは344gなので半分以下!)。発表以来気になっていた製品でようやく体感できましたが、この異次元の軽さは実際に手に取ってみないとわからないと思います。
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企画展示は「色鮮やかなゲーミングデバイス特別展」でした。ポップでカラフルなゲーミングデバイスも実物を見ると、けっこう印象が変わります。余談ですが、ここのレイアウトは開店までにかなり紆余曲折があったようです(画像はオープン日)
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ということで店内を一通り見渡しました。「前任の店舗と異なり、競合店舗もありますが、豊富な品ぞろえに加えて『来て、見て、触れる』のはドスパラだけ!」と青山泰久店長がコメントしてくれました。撮影のためにマスクを外しておりますが、現在新型コロナウイルス感染対策のためマスク着用で接客しています
ドスパラ鹿児島店の店内装飾で目立ったのはマイクラ。販売しているキャラクター商品以外にバックパックやキーホルダー、パーカーなどが展示されているほか、あちこちでアイテムを見かけました。青山店長によると、スタッフにマイクラ好きが多いということ。オープンに間に合わなかった仕掛けも今後登場するようです。
なお、2022年1月8日に同時オープンしたドスパラ甲府飯田店のレポートも、近日中に公開予定ですのでお楽しみに!