ノルウェーのサーモン養殖技術がすごいとネットで話題になっている。まずでSFのような最新技術を使っているのだ。一体どんな養殖技術なのだろうか。

話題となっているのは、ノルウェーにあるStingray Marine Solutions AS社が開発した「The Stingray system」という技術だ。高度なソフトウェアと、高精度レーザーを使用して、養殖魚の健康管理を行うシステムになっている。通常使用におけるシステムの寿命は4年ほどだそう。

  • レーザーで寄生虫だけ狙い撃ち、ノルウェーのサーモン養殖技術がすごかった

    ノルウェー、驚異の養殖技術!

The Stingray systemでは、円形の養殖用ケージ内に、レーザーユニットをぶら下げたブイを設置。このブイは、養殖用ケージに張り巡らされたケーブルを移動して、任意の場所に移動して稼働させることができる。そして、ブイに吊り下げられたレーザーユニットが泳いでいる魚を検知しスキャンを行う。スキャンされた養殖魚は、大きさや体重、シラミの有無を解析される。もし養殖魚に寄生虫が感染していた場合、寄生虫にのみレーザーを照射し退治するそう。このレーザーは、24時間稼働することができ、1秒間に最大5回照射することが可能で、サーモンのシラミに有効なほか、ウミシラミやタラシラミも検出し、駆除することが可能だそうだ。さらに、24時間365日養殖魚の健康状態をモニタリングすることができ、養殖魚の個別認識もできるのだとか。個々の健康状態を監視することで、より健康で大きな養殖魚を育てることが可能となる。

ちなみに、本技術のイメージ動画がYouTube上に公開されている。興味があれば一度見てほしい。なお、現在この技術はノルウェーと北欧諸国の養殖業者に既に提供が開始されている。

ネット上では「えっ!すごぉいっ!」「すごいですね!」「寄生虫だけを殺す機械かよ!?」と技術力の高さに驚愕する声が寄せられた。ほか、「薬浴の手間考えると素敵なマシン。。ランニングコストと耐久性気になります。」「ハイテク~😱」などの声が寄せられた。