NTTドコモは8月30日より、「Galaxy S22 SC-51C」「Galaxy S22 Ultra SC-52C」のサムスン製5Gスマートフォン2機種を5G SAに対応させるソフトウェアアップデート配信を開始した。
「Galaxy S22 SC-51C」「Galaxy S22 Ultra SC-52C」は4月21日に日本国内での販売がスタートしたサムスンの2022年フラグシップモデル。両機種ともQualcommの最新ハイエンドチップ「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載し、「Galaxy S22 Ultra SC-52C」では専用ペン「Sペン」を本体に収納可能となっている。
今回のアップデートは、両機種を8月23日に発表された、スタンドアローン方式の5Gスマートフォン向けオプション「5G SA」に対応させるためのもの。「5G SA」は5G専用のコアネットワーク設備である5GC(5G-Core)と5G基地局を組み合わせた、いわば「真の5G」ともいえるサービスで、ドコモの5G対応料金プランのうち、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」「ahamo」「はじめてスマホプラン(5G)」「U15はじめてスマホプラン(5G)」のオプションとして提供される。月額料金は550円で、当面は終了時期未定の無料キャンペーンにより本オプションの月額料金が無料で利用できるが、利用にあたっては申し込みが必要。
5G SAへの対応により、受信最大4.9Gbps、送信最大1Gbpsの高速通信が利用できるようになる。その他のアップデート内容は下記のとおり。
- カメラで撮影した画像の表示時や、スクリーンショットの保存時にエラーが表示される場合がある事象の改善
- 本体ストレージの空き容量が少ない状態で通話の手動録音ができない場合がある事象の改善
- ステータスバーのステータスアイコンから「VoLTE使用可能」のアイコンの削除
- セキュリティ更新。セキュリティパッチレベルは2022年8月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidのセキュリティに関する公開情報 - 2022年8月」を参照
「Galaxy S22 SC-51C」の更新時間は、端末本体(Wi-Fi)で行う場合が約15分、パソコンと接続する場合は約88分。アップデート後のソフトウェアバージョンは、ビルド番号「SP1A.210812.016.SC51COMU1AVH7」となる。
「Galaxy S22 Ultra SC-52C」の更新時間は、端末本体(Wi-Fi)で行う場合が約15分、パソコンと接続する場合は約91分。アップデート後のソフトウェアバージョンは、ビルド番号「SP1A.210812.016.SC52COMU1AVH7」となる。