米マイクロソフト社のソフトウェアエンジニアであるレイモンド・チェン氏が、「ジャネット・ジャクソンの『Rhythm Nation』を再生すると、ノートパソコンがクラッシュする」ことがあると報告して話題になっている。

  • ジャネット・ジャクソンのある楽曲を再生すると、パソコンがクラッシュするらしい

    ちょっとした怪奇現象のようだ

これは、レイモンド・チェン氏のブログ「The Old New Thing」で紹介されたものだ。「Janet Jackson had the power to crash laptop computers」と題した記事で、詳細な情報を公開している。

同氏のブログによれば、ジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation」をノートパソコンを再生すると、そのノートパソコンがクラッシュするのだそう。さらには、「Rhythm Nation」を再生したノートパソコンだけでなく、その周りにあったノートパソコンまでもクラッシュしたのだそうだ。

原因を調査したところ、ジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation」には、5,400rpm(1分間に5,400回転)のハードディスクドライブを使用するノートパソコンとの共振周波数が含まれていたとのこと。共振周波数とは、加えた力が小さくても、加え続けると、だんだんと大きな力となること。例えば、声を使ってグラスを割るというものがわかりやすいだろう。曲によってハードディスクが共振し、クラッシュを起こしていたようだ。

チェン氏は、この解決策として「オーディオ再生中に問題のある周波数を検出して削除するカスタムフィルターをオーディオ パイプラインに追加する」ことで、クラッシュの問題を回避できるとのことだ。

ネット上では、実際に「Rhythm Nation」でノートパソコンがクラッシュするかを実験する人のほか、「これ超面白い現象だわ。」「リズムネイションの破壊力!!」などの声が寄せられた。