iPhoneで撮影した写真を友人・知人に配るとき、どういう方法を使っていますか? LINEやメールへの添付で済ませていませんか? 配る相手がすぐ近くにいてiPhoneユーザという場合、ぜひAirDropを使いましょう。その理由は3つあります。

1つめは、時間の短さ。AirDropはBluetoothで近くのiPhoneユーザを検出し、AirDropの利用を許可している相手のみ送信先候補としてリストアップしてくれるうえ、写真データの転送にはWi-Fi(Wi-Fiアクセスポイントに接続する必要はありません)を使うためほぼ一瞬で完了します。

2つめは、送信コストの低さ。データ転送はBluetoothとWi-Fiを組み合わせたローカルネットワーク(ピア・ツー・ピア接続)で完結するため、通信費は一切かかりません。送信相手が目の前にいるのにモバイル回線を使うのは費用のムダ、AirDropを選ぶほうが合理的です。

3つめは、オリジナルの状態を保てること。写真を撮影したときそのままの状態で送信されるため、縮小されたり色合いが変化したりする心配は無用です。そのぶんデータ量は大きくなりがちですが、通信費がかからないので実質的な影響はありません。

オリジナルの状態を保てることに関していうと、写真の位置情報や撮影時のコンディション(使用したレンズやシャッタースピードなど)といったメタデータまで、そっくりそのまま送信できるのはAirDropならではの利点です。写真に付けたキャプション(説明文/タグ)も送信されるので、写真アプリでは検索しやすくなるメリットも。思いのほか出来がよく、できることならベストコンディションで配りたい...近くにいるiPhoneユーザ限定にはなるものの、そんな写真はAirDropで送りましょう。

  • 近くのiPhoneユーザへ撮ったままの写真を送信したいときには、AirDropがベストです