Twitterのスペースは「リスナー」として「聞くだけ」で参加可能

Twitterの音声コミュニケーション機能「スペース(Spaces)」には、「聞くだけ」で参加することが可能です。Twitter スペースの参加者は「ホスト」「スピーカー」「リスナー」という三つの役割に分かれますが、「リスナー」として参加すれば自動的に「聞くだけ」となります。

  • ホスト:スペースの場を用意する人
  • スピーカー:スペースで話をする人(ホストの招待や承認が必要)
  • リスナー:スペースで話を聞く人

ちなみにブラウザ版Twitterでは、スペースに「リスナー」としてしか参加できないという制限があります。

Twitterのスペースに「聞くだけ」で参加する方法

ここでは、いつも利用しているTwitterアカウントにログインした状態でスペースを聞く方法を紹介します。特別な操作や設定は必要なく、開かれているスペースを見つけて参加すれば「聞くだけ」の利用となります。

今回はiPhone版Twitterアプリを例に手順を説明しますが、Andorid版Twitterアプリやブラウザ版Twitterでも流れは同じです。手順【2】の画面に表示されているように、スペースに入ると自動的にマイクはオフになるので、誤って自分の音声や環境音が漏れることはありません。

  • Twitterのスペースに聞くだけで参加する方法-1
  • Twitterのスペースに聞くだけで参加する方法-1b
  • 【1】タイムラインの上に表示されているスペースの案内、あるいはタイムラインに流れてきたスペースのツイートに表示されている「聞いてみる」をタップします

  • Twitterのスペースに聞くだけで参加する方法-2

    【2】スペースを主催している「ホスト」や参加している「スピーカー」の情報が表示されます。もう一度「聞いてみる」をタップします

  • Twitterのスペースに聞くだけで参加する方法-3

    【3】リスナーとしてスペースに参加すると、音声を聞くことができます。参加者の一覧には自分以外のリスナーも表示されます。終了したいときは「退出」をタップします

「聞くだけ」でもスペースに参加したことはバレる?

先に結論をまとめると、Twitterにログインしている場合はバレますが、ログインせずに参加すればバレません。

Twitterアカウントにログインした状態でスペースに参加すると、リスナーの一覧に自分のアカウントが表示されるため、他の参加者に知られる可能性があります。とくに参加者が少ない場合は発見されやすいでしょう。

また、スペースに参加していない人がスペースの概要を開いた際にリスナーの一覧が表示される場合もあります。ただし、後ほど紹介する「ログインせずに聞くだけ」の方法を用いれば、バレることはありません。

  • Twitter スペースに参加中の一覧

    スペースに参加中の画面です。参加者の一覧には、自分とフォロー関係にないアカウントもすべて表示されます

  • Twitter スペースに参加前の一覧

    未参加のユーザーでもスペースのツイートをタップして情報を表示すると、ホストやスピーカーだけでなくリスナーの一覧を確認できる場合があります

鍵垢でもスペースに「聞くだけ」で参加できる?

ツイートを非公開にしたアカウント、いわゆる「鍵垢」でもリスナーとしてスペースに参加することはできます。しかし、鍵垢であってもリスナーの一覧に表示されるため、フォロー関係ではない参加者にもアカウントの存在がバレてしまいます。これでは鍵垢の意味が無いに等しいでしょう。

他人にバレないようにスペースを聞くには、一時的に利用する「捨て垢」や、オープンな場に投稿したり参加するための「サブ垢」を用意するか、次に紹介する「ログインしないで聞くだけ」の方法を用いるのが賢明です。

  • Twitter スペースのリスナー一覧、鍵垢も表示されている

    スペースでリスナーの一覧を表示した画面です。自分とフォロー関係にない鍵垢の参加者がいることもわかります

【関連記事】
Twitterで非公開アカウント(鍵垢)に設定する方法

Twitterで複数アカウント(裏垢・サブ垢)を追加作成する方法

【現在利用不可】Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法(ログインせずに参加)

【2023年7月10日追記】
従来はTwitterにログインしないで「見るだけ」、ログインしないで「スペースを聞くだけ」の利用方法が可能でしたが、2023年6月30日以降は不可能となっています。この件は、関連記事「ブラウザ版Twitterでログインせずに「見るだけ」が現在不可」にて詳しく解説しています。

ブラウザ版Twitterの検索画面にログインせずアクセスすれば、誰にもバレることなくスペースに「聞くだけ」で参加することが可能となります。ログインしていない状態なので、スペースのリスナー一覧に自分のTwitterアカウントは表示されません。したがって、スペースの参加者や部外者に自分のアカウント情報が知られることもありません。

具体的な手順は以下の通りですが、Safariではプライベートタブ、Chromeではシークレットタブを使うと、既存のTwitterアカウントからログアウトする必要がなく確実です。最初の手順のみ、iPhone/Safariの組み合わせの場合とAndroid/Chromeの場合、Windows PC/Chromeの場合に分けて説明します。手順【2】以降は共通です。

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、iPhone-1
  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、iPhone-1b
  • 【1i】iPhone/Safariの組み合わせでは、ここに記したTwitterの検索画面(https://twitter.com/explore)のリンクを長押ししてURLをコピーし、Safariの新規プライベートタブに貼り付けて開きます

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、Android-1

    【1a】Android/Chromeの組み合わせでは、ここに記したTwitterの検索画面(https://twitter.com/explore)のリンクを長押しして、「シークレット タブで開く」を選択します

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、PC-1

    【1w】Windows/Chromeの組み合わせでは、ここに記したTwitterの検索画面(https://twitter.com/explore)のリンクを右クリックして、「シークレット ウィンドウで開く」を選択します

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法-3、参加の仕方

    【3】「スペースを聞く」→「このスペースに参加」の順にタップします。次に「ブラウザでのTwitterスペースの利用について」という説明が表示されたら、最下部までスクロールして「OK」をタップします

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法-4、参加できた後

    【4】リスナーの一覧に自分は表示されずに、スペースに参加できます。音声も問題なく流れてきます

ちなみにこの方法は、Twitterを「見るだけ」で使うワザを応用したものです。

(検証)ホストや他の参加者に本当にバレないか?

スペースのホストや他の参加者がリスナーの一覧を開いても、ログインせずに参加しているユーザーは表示されません。ログインしていないTwitterアカウントを特定できるわけがないので、スペースの参加者一覧やリスナー一覧に検知されないのも当然です。退出しても、他の参加者に通知されることはありません。

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、検証-1

    先ほどのスペースのホストから見た参加者の一覧です。ホストとスピーカーしか存在しません

  • Twitterのスペースを誰にもバレずに聞く方法、検証-2

    同じくホストから見たリスナーの一覧です。リスナーは「0人」で、ログインしていない参加者は検知されていません

まとめ

Twitterを「見るだけ」で利用するかのように、スペースでもログインせずに「聞くだけ」で参加できることがわかりました。鍵垢に設定していても、スペースの参加者には自分のアカウントの存在がバレてしまうので、「こっそりスペースの会話を聞きたい」という目的なら、ログインせずに「聞くだけ」の方法を使うのが一番手軽と言えるでしょう。

ホストになって主催したい、スピーカーになって発言したいなど、スペースの使い方を詳しく知りたい方は下記の関連記事をお読みください。

【関連記事】
Twitterの「スペース」とは? 使い方を解説