Twitterを「見るだけ」で利用する3つの方法(2023年版)
Twitterを人知れず「見るだけ」で利用する方法として、下記の3パターンをこれまで筆者は提案してきました。いずれの方法でも相手をフォローすることなく、通知を一切されることなく、ツイートを見ることが可能でした。
- ブラウザ版Twitterをログインせずに(アカウントなしで)利用する
- 見るだけ専用アカウントを作成して利用する
- 既存のアカウントで非公開リストを使う
しかし現在は、ログインしないでブラウザ版Twitterを閲覧する方法が不可能なため(詳しくは次項参照)、見るだけ専用アカウントを作成する方法がもっとも確実な解決策と言えます。
【注意】ブラウザ版Twitterでログインせずに「見るだけ」が現在不可
【2023年7月3日追記】6月30日ごろから、ブラウザ版Twitterでログインせずに「見るだけ」の方法がまったく使えない状態となっています。Twitterのトップページを開いても、Twitterの検索ページを直接開いても、Twitterのログイン画面に誘導されます。
さらに、「https://twitter.com/ユーザー名」を開いて特定ユーザーのツイートを閲覧することも、アカウントにログインしなければ不可能となっています。
イーロン・マスク氏のツイートによると、この仕様変更は一時的な措置とされていますが、いつ制限が解除されるかは不明です。過去には、一時的に「見るだけ」ができなくなった後、復旧した例もあります。
見るだけ専用のTwitterアカウントを作成して利用する方法
Twitterでは複数のアカウントを作成できます。この仕組みを利用して、普段使うメインアカウントとは別に閲覧専用のサブアカウントを用意すると便利です。
見るだけ専用アカウントを作成するメリット/デメリット
面白いツイートに「いいね」などの反応をしたり、興味のあるアカウントをフォローしたり。こうしたTwitter本来の楽しみや便利さをある程度享受したいのであれば、見るだけ専用のアカウントを新規作成する方法がおすすめです。 見るだけ専用アカウントを非公開(鍵垢)に設定して、非公開リスト(後述)をうまく使えば、他のアカウントに絡まれる可能性もかなり低減されます。
メリット
- 既存のアカウントと切り替えて並行運用できる
- いいねや返信、リツイートなどあらゆるリアクションが可能
- 他のアカウントをフォローしたり、リストに登録できる
- 自分のタイムラインを保持できる
デメリット
- 誤って他のアカウントと関わってしまう可能性がある
- 非公開(鍵垢)に設定しても、アカウントの存在自体は隠せない
- 共用PCや普段と違うスマホでは、ログイン情報を入力する必要がある
見るだけ専用アカウントを作成する方法
見るだけ専用アカウントを作るといっても、通常のTwitterアカウントを追加作成する場合と手順は変わりません。まずはじめに、Twitterのメニューを開き、自分のアイコン画像の右にあるアカウント作成ボタン(またはvボタン)から「新しいアカウントを作成」をタップします。
その後、アカウント名やメールアドレス(または電話番号)、生年月日の入力画面に進みますが、このとき既存アカウントの登録時に使用したメールアドレス(または電話番号)は流用できません。無料のメールサービスなどを使って、新しいメールアドレスを用意しておきましょう。
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【1】Twitterアプリのメニューを開き、右上にあるアカウント作成ボタン(またはvボタン)をタップして、「新しいアカウントを作成」を選択します
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【2】既存のアカウントと重複しないメールアドレスを入力して登録を進めます。この後は新規アカウント作成時と同じ流れです。プロフィール画像や自己紹介文は省略しても問題ありません
PCブラウザ版のTwitterでアカウントを追加作成する場合は、既存アカウントをログアウトさせる必要があります。その後、Twitterのログイン画面に移動したら、「アカウント作成」をクリックします。
複数アカウント(サブアカウント)を作成する方法について詳しくは、下記の関連記事をご参照ください。
見るだけ専用アカウントを非公開(鍵垢)に設定する方法
「見るだけ」でTwitterを使いたい人は、自分のアカウントの存在や行動を他人に知られたくないものと推察します。そのためには、見るだけ専用アカウントを非公開(鍵垢)に設定するのが有効です。下記の手順で「ツイートを非公開」にすれば、実質的に非公開アカウントとして運用できます。
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【1】Twitterのメニューを開き、「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「オーディエンスとタグ付け」の順に進みます
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【2】「ツイートを非公開にする」をオンにすると、いわゆる非公開アカウント(鍵垢)となります
これで自分のツイートが非公開になり、自分が許可しないかぎりフォローされることもありませんが、アカウントそのものを非公開にする仕組みではないことには注意が必要です。非公開アカウント(鍵垢)について詳しくは、下記の関連記事をご参照ください。
【関連記事】
Twitterで非公開アカウント(鍵垢)に設定する方法
既存のTwitterアカウントで「見るだけ」の非公開リストを使う方法
すでにTwitterアカウントを持っていて、わざわざ閲覧専用アカウントを作るのは面倒という人には、「非公開リスト」を活用する方法があります。非公開リストを作成しておけば、他のユーザーにそのリストを閲覧される心配がなく、リストに追加したアカウントに通知が送られることもありません。
「見るだけ」の非公開リストを作成する方法
非公開リストを作るには、リストを新規作成する際に「非公開」の設定項目をオンにする方法が基本となります。もうひとつ、作成済みのリストを開き「リストを編集」ボタンから「非公開」にする方法もありますが、新規作成時には後者の方法を用いないようにしましょう。公開リストに登録したアカウントには、そのことが通知されるためです(ただし、自分が非公開アカウントかつ相手が自分をフォローしていない場合は通知されない)。
「見るだけ」の非公開リストをタイムラインに固定する方法
頻繁に非公開リストのツイートをチェックしたい場合は、ホーム画面に固定しておくと便利です。
「見るだけ」の非公開リストを使うメリット/デメリット
「見るだけ」で継続的にチェックしたいアカウントが決まっている場合は、わざわざ別アカウントに切り替えたり、ログインせずに閲覧するのではなく、非公開リストに登録するのが手軽です。ただし、情報ソースが固定されるので、意外性のある情報には触れにくいかもしれません。
メリット
- 別のアカウントを新たに作成したり、管理する手間がかからない
- タイムラインとは別に、興味のあるアカウントのツイートだけを集約できる
デメリット
- 情報ソースが登録したアカウント経由に固定される
- 他のアカウントとの関わりは、従来と変わらない
ブラウザ版Twitterをログインせずに(アカウントなしで)利用する方法(現在不可)
※2023年7月3日現在、この方法は利用不可です(前項参照)。
既存のTwitterアカウントにログインしないで「見るだけ」の使い方をしたい、あるいはTwitterのアカウント登録をせずに「見るだけ」の使い方をしたい……。そのニーズはTwitterアプリでは実現不可能ですが、ブラウザ版Twitterであれば可能です。
ブラウザで「twitter.com」を開く
ログインせずに、もしくはアカウントなしでTwitterを閲覧したい場合は、WebブラウザでTwitterのトップページ(https://twitter.com/)にアクセスする方法を使います。スマホで上記のリンクをタップして自動的にTwitterアプリが開いてしまう場合は、長押しして新規タブで開きましょう。もちろん、上記のURLを直接入力しても構いません。
既存のTwitterアカウントを持っている人は、ブラウザ版Twitterにログインしている状態では「見るだけ」とならない点に注意してください。Safariではプライベートタブ、Chromeではシークレットタブで開くと、いちいちログアウトする必要がなく確実なうえ、ブラウザの閲覧履歴も残りません。
【2023年1月5日追記】従来はTwitterの検索画面(https://twitter.com/explore)に直接アクセスする必要がありましたが、現在はログインしていない状態でTwitterのトップページにアクセスすると自動的にTwitterの検索画面が開きます。
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【1】iPhone/Safariの組み合わせでは、Twitterのトップページのリンクを長押しして、「新規タブで開く」または「コピー」を選択します
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【2】iPhone/Safariの組み合わせでプライベートタブを使う場合は、先ほどコピーしたURLを新規プライベートタブに貼り付けて開きます
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Android/Chromeの組み合わせでは、Twitterのトップページのリンクを長押して、「新しいタブをグループで開く」もしくは「シークレット タブで開く」を選択します
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Windows/Chromeの組み合わせでは、Twitterのトップページのリンクを右クリックして、「新しいタブで開く」もしくは「シークレット ウィンドウで開く」を選択します
Twitterにログインしていない状態、もしくはプライベートタブ(シークレットタブ)でTwitterのトップページを開くと、Twitterアプリの検索タブ(話題タブ)と同じ画面が表示されます。「おすすめ」や「トレンド」などのカテゴリを移動して流行りの話題をチェックしたり、キーワード検索をして興味のあるツイートを見つけたり、目当てのアカウントを検索してそのタイムラインを確認したり、といった使い方ができます。
なお今回筆者が検証した範囲では、アカウントのプロフィール画面からフォロー一覧やフォロワー一覧、「メディア」や「いいね」を開こうとすると、Twitterのログイン画面に誘導されました。
アカウントなしで「見るだけ」をするメリット/デメリット
Twitterアカウントを作らずにブラウザ版Twitterを「見るだけ」で使うメリットは、手軽で面倒くさくなく、安全なことと言えるでしょう。その反面、ツイートに一切の反応ができず、他のアカウントと関わることができないというデメリットもあります。頻繁にチェックしたいアカウントが複数ある場合は、それを見てまわるのも大変です。
メリット
- 共用PCや普段とは違うスマホでも、ログインせずに閲覧できる
- 別のアカウントを新たに作成したり、管理する手間がかからない
- 他のアカウントから嫌がらせを受ける心配がない
デメリット
- いいねや返信、リツイートなどあらゆるリアクションができない
- アカウントをフォローしたり、リストに登録できない
- 自分のタイムラインを保持することができない
Twitter「見るだけ」について、よくある質問
ここでは、Twitterを「見るだけ」で利用したい人が疑問に思う点について考察します。
Twitterを「見るだけできなくなった」と聞きましたが本当ですか?
前述のとおり2023年6月30日ごろから、Twitterアカウントにログインしないでブラウザ版Twitterを「見るだけ」で利用する方法は不可能となっています。
Twitterを「見るだけ」で相手にバレる危険性はある?
Twitterには、いわゆる足跡機能が存在しません。「見るだけ」の方法を使っても、通常通りTwitterアカウントでログインした状態でも、ツイートを閲覧した行為が投稿主に知られることはありません。
ただし、フォローや返信(リプライ)、リツイート、いいねといったリアクションをすると、投稿主に通知が届きます(自分が鍵垢の場合など、条件による例外はあります)。足跡や閲覧履歴については、下記の関連記事で詳しく解説していますので、ご参考にどうぞ。
【関連記事】
Twitterの足跡や閲覧履歴が相手にバレることはある?
Twitter「見るだけ」おすすめの方法はどれ?
この記事では、Twitterを「見るだけ」で利用する方法には3つのパターンがあると説明しました。どの方法がベストかと聞かれたら、筆者個人としては、見るだけ専用アカウントを作成する方法がイチオシです。一度、アカウントを作ってログインしてしまえば、Twitterアプリやブラウザ版Twitterでメインアカウントから簡単に見るだけ専用アカウントに切り替えられます。必要に応じて、ツイートにリアクションをしたり、他のアカウントをフォローすることも可能なので、汎用性や柔軟性に富む解決策と言えます。
見るだけ専用アカウントを作るまでもない場合は、非公開リストをうまく活用するととよいでしょう。一方、家庭や学校などで共用PCを使う機会が多い人には、ログインせずにブラウザ版Twitterを閲覧する方法がおすすめでしたが、2023年6月30日の仕様変更によって不可となりました。
「Yahoo!リアルタイム検索」でも「見るだけ」は可能?
「Yahoo!リアルタイム検索」は、Twitterの投稿を検索してその結果を表示するサービスです。Twitterにログインせず「見るだけ」で使えたときは、検索機能を頼っていたので、Yahoo!リアルタイム検索も手軽な手段の一つと言えるでしょう。
Yahoo! JAPANのトップページからリアルタイム検索を利用する手順は、スマホサイトとPCサイトで若干異なります。以下、それぞれの使い方を説明します。
検索結果は、画像・動画付きのツイートだけに絞り込んだり、新着順あるいは話題順に切り替えることが可能です。検索結果画面の右上にある「Yahoo!リアルタイム検索」のロゴをタップ(クリック)すると、「トレンド」のキーワードや人気ツイートが表示されます。Yahoo!リアルタイム検索のアプリもあるので、頻繁に利用する人はアプリの導入を検討してもよいでしょう。
ツイートのリンクを開くと「見るだけ」になる?
2023年6月30日以降、Webメディアの記事やLINEのトークなどに埋め込まれたTwitterのリンクを開いても、Twitterにログインしなければそれを閲覧することはできなくなりました。かつては、Twitterにログインすることなくアカウント不要で閲覧でき、さらに続けてTwitterの検索機能を利用できましたが、現在は不可能となっています
まとめ
Twitterを「見るだけ」で利用するための3つの方法を中心に解説しました。それぞれメリットとデメリットが異なりますので、自分の目的に合う方法を選んでお試しください。