◆Borderlands 3(グラフ4~10)

Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/

  • グラフ4

  • グラフ5

  • グラフ6

  • グラフ7

  • グラフ8

  • グラフ9

  • グラフ10

Ray Tracingを利用しないベンチマークその1であるBorderlands 3。結果(グラフ4~6_は御覧の通りで、やっぱり3K以上の解像度が上がるとInfinity Cacheが足りなくなるのか多少性能が下がってGeForce RTX 3090程度になるが、2.5KまではGeForce RTX 3090 Tiと互角である。この傾向はフレームレート変動(グラフ7~10)からも明らかで、2.5KまではGeForce RTX 3090 Tiを超えるシーンもある(下回るシーンもあるので無条件に上回る、とは言えない)ものの3K以上ではほぼGeForce RTX 3090程度に留まっている。とは言え、4Kで60fpsを切るシーンが一度もないあたりは、ハイエンドに相応しい性能とは言える。

◆F1 2021(グラフ11~17)

F1 2021
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-2021

  • グラフ11

  • グラフ12

  • グラフ13

  • グラフ14

  • グラフ15

  • グラフ16

  • グラフ17

では、Ray Tracingを強めに掛けるとどうなるか? というのがこのF1 2021。デフォルトでは比較的軽めのゲームであるが、それはデフォルトだとRay Tracing QualityがMediumに設定されており、これだとミドルクラスのGPUでも結構な性能を出せる。実際、Radeon RX 6950 XTでもDetail PresetはUltra High、Ray Tracing QualityがMediumだと平均210fps超えの性能になる。ところがRay Tracing QualityをUltra Highにするとこの通り(グラフ11~13)。60fpsを維持できるのは3Kが限界で、4Kでは50fpsすら割っている体たらくである。理由というか、ボトルネックになっているのはRay Tracing Unitであることは明白である。そもそも3DMarkのGraphics Test(グラフ2)におけるPort Royalのスコアでも、Radeon RX 6950 XTのスコアはGeForce RTX 3090の2割落ち、GeForce RTX 3090 Tiの3割落ちであり、グラフ11の結果は丁度そんな感じになっているあたり、これが正しい性能である事は間違いない。

フレームレート変動(グラフ14~17)の方も見事なほどに相似形かつ明確に分離したグラフが並んでおり、これがRadeon RX 6950XのRay Tracing Unitの実力である。

◆Far Cry 6(グラフ18~24)

Far Cry 6
Ubisofy Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6

  • グラフ18

  • グラフ19

  • グラフ20

  • グラフ21

  • グラフ22

  • グラフ23

  • グラフ24

同じようにDXRの設定がUltra Highであっても殆ど影響しないのがFar Cry 6。結果(グラフ18~20)で判るようにほぼ全解像度でGeForce RTX 3090 Tiと互角以上のスコアを残している。要するにゲームによって、どの程度Ray Tracingを適用するかはまちまちになっており、Far Cry 6ではフル設定にしてもRadeon RX 6950 XTのRay Tracing Unitで賄える(というか、そこがボトルネックにならない)程度なので、すると通常の描画性能の方がむしろボトルネックになりがちで、ここではRadeon RX 6950 XTがGeForce RTX 3090 Tiと互角だから、という事である。実際平均フレームレートで明確に差があるのは2K/2.5Kだが、フレームレート変動を見ても2K/2.5K(グラフ21~22)で明確に差があるのは開始から10秒目くらいまでの間で、その先は確かに微妙にRadeon RX 6950 XTの方がGeForce RTX 3090 Tiよりは上ながら、全体としては大差ないレベル。3K/4K(グラフ23・24)では先頭10秒の差もかなり縮まっており、概ね同等というレベルに落ち着いていると考えられる。