NTTドコモ モバイル社会研究所は5月16日、2022年1月に実施したSNSの利用動向についての調査結果を発表した。

最も使われているSNSは「LINE」で8割以上

LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTokの主要5サービスについて、月に1回以上利用しているかどうかを調査した。

利用率が最も高かったのはLINE(81.6%)。2位はTwitter(41.6%)、3位はInstagram(35.6%)、4位はFacebook(24.4%)、5位はTikTok(8.5%)という結果になった。

  • SNS主要5サービスの利用率調査(n=6,587/複数回答可)

    SNS主要5サービスの利用率調査(n=6,587/複数回答可)

若年層を中心に「TikTok」が普及、Facebookと逆転した年代も

10代~70代の年代別に各サービスの利用率を見ると、LINEは30代以下の約9割に使われ、最も低い70代でも69.0%と年代を問わず浸透している。次に利用率の高いTwitterとInstagramの分布は良く似ており、若年層が中心だ。

サービスの性格の違いがよく表れているのはFacebookで、ビジネスユーザーの多さから20代~60代の利用率が25%前後で安定している一方、10代では12.8%とあまり人気がない。

そしてTikTokは、TwitterやInstagram以上に若年層とそれ以外の温度差が激しい。10代では39.3%もの利用率を誇りながら、20代は16.0%、30代以上は10%未満となっている。10代にTikTokが爆発的に流行している様子は、同じくモバイル社会研究所が4月に発表した小中学生のSNSの利用状況についての調査レポートからもうかがえる。

  • 年代別SNS利用率(n=6,587/複数回答可)

    年代別SNS利用率(n=6,587/複数回答可)

調査概要

  • 調査名:2021年一般向けモバイル動向調査
  • 調査方法:Web
  • 調査対象:全国/15~79歳男女
  • 有効回答数:7,050
  • サンプリング方法:QUOTA SAMPLING。性別/年齢(5歳刻み)/都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
  • 調査時期:2022年1月