iCloudのサインインに「2ファクタ認証」を利用していますか? 2ファクタ認証は2段階認証とも呼ばれる、2ステップでユーザ認証を進めるしくみのこと。認証手続きを二重化すれば安全性は高まり、不正ログインや成りすましの防止に役立ちます。

iCloudが用いる2ファクタ認証では、1段階目の認証にユーザID(Apple IDとして利用しているメールアドレス)とパスワードを、2段階目の認証にApple製デバイスへ通知した6桁の数値を利用します(確認コード)。iPhoneの場合、ふだん利用している携帯電話番号を2ファクタ認証用に登録しておくと、確認コードをSMSで受け取ることも可能です。

しかし、確認コードを通知する手段はSMSしかないわけではありません。音声(数値の読み上げ)を選択することもできるので、そうなるとSMSを扱えない電話回線も2段階目の認証に使えることになります。

実際、固定電話は2ファクタ認証に利用できます。準備はかんたん、「設定」→「Apple ID(自分の名前)」→「パスワードとセキュリティ」の順に画面を開き、画面中ほどにある「信頼できる電話番号」欄の右端にある「編集」ボタンをタップしましょう。現れた「信頼できる電話番号を追加」項目をタップしてロック解除用と同じパスコードを入力し、次の画面で固定電話番号を入力し「音声通話」にチェックを入れればOKです。

すると間もなく固定電話にAppleから着信があり、6桁の確認コードが読み上げられます。それをiPhoneに入力すると、固定電話は信頼できる電話番号として登録され、以降2ファクタ認証に使えるようになります。いざというときのために、固定電話で2ファクタ認証できるようにしておくと安心ですよ。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 「設定」→「Apple ID(自分の名前)」→「パスワードとセキュリティ」の順に画面を開き、「信頼できる電話番号」欄右端にある「編集」ボタンをタップします

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    2 「信頼できる電話番号を追加」をタップします

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      3 パスコードを入力したあと、市外局番含む固定電話の番号を入力し、確認方法に「音声通話」を選択します

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      4 固定電話にかかってきた電話をとり、読み上げられた6桁の数値を入力します

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        5 固定電話番号が信頼できる電話番号として登録されます