健康管理に気遣う人が増えたからか、それとも自宅で過ごす時間が増えたからかはわかりませんが、自身の健康状態を記録/管理(ヘルスケア)することの盛り上がりはかなりのもの。iPhoneにも、その名もズバリ「ヘルスケア」というアプリが搭載され、ユーザの健康管理にひと役かっています。

そんなヘルスケアアプリに、iOS 15から「ヘルスケアのトレンド」なる項目が追加されました。画面左下の「概要」タブにある「ヘルスケアのトレンドを表示」をタップすれば表示されますが、そもそも健康記録/管理に流行り廃りがあるのかという気もしますし、その役割がいまひとつわからない人も多いのではないでしょうか。

この「ヘルスケアのトレンド」は、歩数や体温、呼吸、心拍数、睡眠時間など20項目を対象に、自分の健康状態を俯瞰できるようにすべく設けられました。ここでいうトレンドとは流行ではなく傾向、つまり"日々記録される健康基礎データの潮目の変化"を確認しようというわけです。

トレンドに変化が現れたときは通知する機能も用意されていますが、一度も通知を受けたことがない、という声も耳にします。確かに、「ヘルスケアのトレンド」画面を見ても、トレンド項目には「なし」の文字が。日によって歩数にバラつきはあるし、睡眠時間も違うはずだから、どうして? という気もします。

その理由は、トレンドを測る期間が数カ月と長いうえ、通知を送る対象が限定されているからです。「ヘルスケアのトレンド」画面に小さな文字で表示されている「通知を管理」をタップしてみましょう。次の画面で「ヘルスケアチェックリストで詳しい情報を表示」をタップすれば、対象となる項目を確認できます。

通知の対象は、心拍数の下降/上昇や心肺機能レベルの低下、血中酸素レベルの低下など、大半はApple Watchで測定する項目です。iPhone単体の場合、転倒の危険性が高まった場合に通知される「歩行安定性通知」があるものの、基本的にはApple Watchを併用しているユーザのための機能だと考えてよさそうです。

  • 「ヘルスケアのトレンド」とは