ZOZO NEXT、ソフトバンク、MNインターファッションは2月21日、オンライン上で服のバーチャル試着体験が可能なアプリ「ALTRM（オルターム）」の実証実験を行うと発表した。

実証実験は2月21日～3月7日、3月15日～3月29日の合計30日間で、20歳以上の男性約400人が実際に「ALTRM」を使用するユーザーテストを実施する。

  • オンライン上で服のバーチャル試着体験できる「ALTRM（オルターム）」の実証実験

ALTRMは、3Dバーチャルアバターを活用して、いつでもどこでもオンラインでバーチャル試着ができるサービス。

ユーザーがALTRMにログインして身長と体重を入力すると、それをもとに3Dバーチャルアバターを生成。3Dバーチャルアバターの体型生成には、ZOZOSUITによって集積した体型計測データを活用した。

次に画面に表示されている好みのアイテムのアイコンをタップして選択すると、選択したアイテムを3Dバーチャルアバターが装着。実際に試着したときと同様、着丈やサイズ感を確認できるという。

  • 開発したアプリの画面

この実証実験のためにMNインターファッションが新たに立ち上げた、主に20代男性をターゲットとした紳士服ブランド「ALTRM（オルターム）」のアイテム全14型（サイズ展開：S／M／L）を販売し、バーチャル試着導入による購入率の変化を検証する。

バーチャル試着により、実店舗に足を運ばなくてもオンラインで試着を体験可能となるほか、オンラインショッピングの課題であるサイズ不一致や着用時の違和感による返品の減少、CVRの向上への貢献が期待されるという。

将来的には、バーチャル試着にAI技術を使用することで、ユーザーの体型や過去の試着、購買データから、ユーザーが好む服や似合う服、コーディネートを提案し、今まで以上に便利にオンラインショッピングを行えるとしている。