Acerは、ゲーミングデスクトップPCやゲーミングモニターの新モデルを発表した。

Predator Orion 5000

  • ゲーミングデスクトップPC「Predator Orion 5000」

Predator Orion 5000は、Predator Orionシリーズの中でミドルレンジに位置付けられるゲーミングデスクトップPC。新モデルでは、CPUに第12世代Intel Core i7、ディスクリートGPUにNVIDIA GeForce RTX 3080カードを採用することで、ゲーミングPCとして申し分ない性能を発揮するとしている。チップセットはIntel H670を採用。ネットワーク機能は2.5GBASE-T対応の有線LAN、Killer E3100と、Wi-Fi 6E対応の無線LANを搭載する。OSはWindows 11。

ケースは側面が透明ガラスパネルのフルタワー。本体とサイドパネルにはEMIノイズ対策が施されている。ケース内部へ簡単にアクセスできるスツールレス設計となっている点も特徴のひとつだ。さらに、ヘッドホンやゲーミングデバイスなどを簡単に装着できるよう、正面上部にUSB Type-A×3、USB Type-C×1、オーディオジャックを備える。

  • Predator Orion 5000の内部イメージ

空冷ファンは、正面に2基、背面に1基、CPUクーラーも含めてRGBイルミネーションに対応するPredatorFrostBlade 2.0ファンだ。ケース正面のPredatorロゴ部分などにもRGB LEDが装着され、ゲーミングPCらしいフルカラーイルミネーションを実現。ファンは静音、低振動設計で、優れたエアフローを確保しつつ静音性も高いとする。また、240mm水冷CPUクーラーの搭載も可能。

メモリは最大64GB(DDR5-4000)、内蔵ストレージ用にM.2スロット×2本を用意し、PCIe Gen 4 SSDを最大2基搭載できる。HDDも最大3台搭載可能だ。サウンドはDTS:X Ultra対応。北米での発売は2022年2月を予定しており、価格は2,599ドルから。

Predator Orion 3000

  • ゲーミングデスクトップPC「Predator Orion 3000」

Predator OrionシリーズのエントリーモデルとなるPredator Orion 3000も、第12世代Coreプロセッサ搭載に進化。第12世代Intel Core i7、NVIDIA GeForce RTX 3070を採用しており、エントリークラスながら高い性能を発揮する。チップセットはIntel B660だ。メモリはDDR4-3200を最大64GB、内蔵ストレージはPCIe Gen 4 SSDを最大2基、HDDを最大2台搭載可能。

ケースはコンパクトなミニタワー仕様で、上位モデルと同じく側面は透明ガラスパネルになっている。空冷ファンも上位モデル同様のPredatorFrostBlade 2.0ファン×3基で、十分な冷却性能を発揮しつつ静音性も高められている。

ネットワーク機能は、有線LANがKiller E2600、無線LANがIntel Wi-Fi 6E AX211。サウンドはDTS:X Ultra対応。OSはWindows 11。北米での発売は2022年2月を予定しており、価格は1,999ドルから。

Predator X32・X32FP

  • 32型ゲーミングモニター「Predator X32・X32FP」

Predator X32とPredator X32FPは、32型ゲーミングモニターの新モデル。いずれも表示解像度が3,840×2,160ドット(4K)のIPS液晶で、リフレッシュレートは標準で最大160Hz、オーバークロック時で最大165Hzとなる。バックライトにはミニLEDを採用し、576ゾーンの調光が可能。

発色性能として、Adobe RGBカバー率99%の広色域表示に対応しており、Delta Eも2未満と色差性能も高い。VESA Display HDR 1000に準拠するHDR表示にも対応する。

両者で異なる点としては、X32はNVIDIAのG-Syncをサポートするのに対し、X32FPはAMD FreeSync Premium Proをサポート。また、X32FPはHDMI 2.1入力を備え家庭用ゲーム機を接続でき、最大90Wの電力供給が可能なUSB Type-Cもある。北米での発売時期と価格は、X32が2022年第3四半期で1,999ドルから、X32FPが2022年第2四半期で1,799ドルから。

Predator CG48

  • 48型ゲーミングモニター「Predator CG48」

Predator CG48は、48型という大型のゲーミングモニター。有機ELパネルを採用し、表示解像度は3,840×2,160ドットの4K、リフレッシュレートは最大138Hzとなる。コントラスト比は135,000:1、色域はDCI-P3カバー率98%、HDR 10対応。AMD FreeSync Premium Proに対応し、応答速度は最大0.1ms(GtoG)と高速だ。

入力端子はHDMI 2.1とDisplayPort 1.4を用意。ほか、USB Type-CやUSB 3.2対応のUSBポートを備える。北米では2022年第3四半期の発売を予定しており、価格は2,499ドルから。