NVIDIAは米国時間の1月4日に行われたCES 2022の基調講演の中で、モバイル向けとデスクトップ向けに新製品を発表した。

まずモバイル向けであるが、同社としては第4世代となるMAX-Q Technologiesをアナウンス(Photo01)、また新製品としてモバイル向けにGeForce RTX 3080 Ti(Photo02)及びGeForce RTX 3070 Ti(Photo03)を発表した。

  • NVIDIAがCESで発表したGeForce RTX 3090 TiとRTX 3050、そしてMobile向けハイエンド

    Photo01: 新たにAIベースのCPU OptimizerとかRapid Core Scaling、Battery Boost 2.0などの新技術を導入したとの事。

  • Photo02: 出荷開始は2月1日。モノがモバイル向けなので、搭載ノートを購入という形になる。これはAlienwareのx15。

  • Photo03: こちらも出荷開始は2月1日。RTX 2070 Superより1.7倍高速との事。これはMSIのGS77。

またデスクトップ向けとしては、従来GeForce GTX 1650が投入されていたようなエントリ向けのGaming Desktop向け(Photo04)に新たにGeForce RTX 3050を投入する事を発表した(Photo05)。こちらは8GBのGDDR6メモリを搭載、$249からで1月27日に出荷開始という話であった(Photo06)。

  • Photo04: いずれも1080PでHighest Setting。当然RTXはOff(というか、そもそも有効化できない)。

  • Photo05: こちらは1080P、Highest Settingで、しかもRTX Onだとの事。そうなるとGTX 1650以下はRTXが有効化できないので全滅する。

  • Photo06: こちらもFounder Edition的なものは無い様で、パートナーから様々な形態の製品が投入されると思われる。

最後に、ハイエンドであるGeForce RTX 3090 Tiの存在が示されたが、詳細はまだ未公開。詳しい話は今月末までに公開という話であった。ただGDDR6X 21Gbpsを搭載との話だったので、GA100ということはなくGA102ベースと思われる(いや意表をついてGA100がGDDR6Xにも対応、という可能性も0ではないが)。

  • Photo07: バックパネルが3スロット厚になっていることが判る。