Microsoftは現地時間2021年11月18日、Microsoft GraphがGoによる認証を可能にしたことを公式ブログで報告した。現時点ではプレビュー版のMicrosoft Graph SDK for Goに含まれるベータブランチのMicrosoft Graph Go SDKを導入することで、Microsoft AzureサービスおよびMicrosoft Graphに対する認証が可能になる。また、Microsoft Graph Go Beta SDKを用いると、Microsoft Graph beta endpointを含む一般未公開のAPIも利用できる。

これまでGo開発者はMicrosoft GraphのアクセスにHTTPを用いていたが、Microsoftの取り組みにより、Microsoft Graph API経由のアクセス範囲を拡大させた。同社は「SDKの目標はMicrosoft Graph APIを使用し、再試行処理や安全なリダイレクト処理、バッチ処理など多くの機能をサポートするAPIとモデルを提供すること」と説明している。Microsoft GraphはMicrosoft 365の操作から大量のデータを取得し、サービス間でデータを統合するREST API。たとえば、Microsoft 365 Appsによる連絡や共同作業を行った相手との関連性を数値化し、Viva Insights(旧MyAnalytics)のネットワーク図構築に用いられる。