メディアドゥは、2021年10月12日、ブロックチェーン技術を基盤とするメディアドゥ開発のNFTマーケットプレイス「FanTop（ファントップ）」のサービスを開始した。

FanTopは、各コンテンツのファンが、デジタル上のファンアイテム（ファン向けの収集品）の収集・鑑賞、ファン同士の共有・譲渡・売買を楽しめるNFTマーケットプレイス。NFTに親しみの薄いユーザー層の利用を想定し、購入のハードルを下げられるよう、仮想通貨ではなくクレジットカードでの日本円決済に対応した。投機的取引で活発にアイテムの価格が高騰することを目的とせず、愛する作品のNFTを誰もが気軽に入手できる環境を目指す。

NFTの保有者情報の管理には、「Flow」ブロックチェーンを採用。これにより、すべてのファンアイテムは、入手すると即座に、ユーザーの費用負担なしに保有者情報がブロックチェーン上に書き込まれ、NFT化される。保有者情報がブロックチェーンで公開されるため、自分と同じようなNFTを持つ人々や友人のコレクションを覗くこともできるという。

第1弾のコンテンツは、『銀牙伝説』NFTアートシリーズ（2,200円）、したら領ファンクラブ会員証（非売品、ファンクラブ加入者に限定配布）、JAM Project Jacket Art Collection（2,200円）、チート薬師のスローライフ　デジタルアートボードシリーズ（550円）、『北斗の拳』漢の死に様シリーズ 南斗六聖拳ボックス（4,910円）。また、全国の書店で販売される紙の出版物の特典でNFTアイテムがもらえる「NFTデジタル特典」サービスも展開する。購入した紙の出版物に付いてくるギフトコードを読み取ると、作品に関連するデジタルファンアイテムを無償で入手でき、即座に保有者情報がブロックチェーン上に書き込まれるという。

  • 販売第1弾コンテンツ

  • NFTデジタル特典付き出版物

2021年末には、FanTopで提供される全てのNFTを展示・鑑賞できる3D閲覧・AR・VR機能搭載のビューアアプリをリリース予定。巨大なデジタルのフィギュアを3D・AR（拡張現実）で閲覧できるほか、好きなもので埋め尽くされたVR（仮想現実）のコクションルームをアプリ内でいくつも持つことができる。

  • ビューアアプリのイメージ