シャープの「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」は、軽さがウリのコードレススティック掃除機。ユーザーからは「掃除へのハードルが下がっていろいろな場所を掃除したくなる」と好評です。そんな「RACTIVE Air」と、最上位モデル「RACTIVE Air POWER」の新モデルが登場。8月26日から順次発売となります。

新モデルは、RACTIVE Air POWERシリーズの「EC-SR7」、RACTIVE Airシリーズの「EC-HR7」「EC-AR7」「EC-FR7」の全4機種。発売日はEC-SR7、EC-HR7、EC-AR7が8月26日、EC-FR7が9月16日。価格はオープン、推定市場価格はEC-SR7が88,000円前後、EC-HR7が74,800円前後、EC-AR7が63,800円前後、EC-FR7が52,800円前後です。

  • RACTIVE Air POWERシリーズ「EC-SR7」、RACTIVE Airシリーズ「EC-HR7」「EC-AR7」「EC-FR7」

新開発の大容量バッテリーを採用

今回の新モデルでは、より長時間の掃除ができる大容量バッテリーを採用(EC-FR7を除く)。従来モデルでは容量1,730mAhだったバッテリーが、新モデルでは2,500mAhの高密度セルバッテリーになりました。本体の軽さをキープしながら運転時間が長くなったのは、とても大きなポイントです。

最長運転時間は、EC-SR7とEC-HR7が約90分、EC-AR7は約60分。「強」モード時はEC-SR7が約15分、EC-HR7が約14分、EC-AR7が約11分。複数の部屋や汚れが気になるところをしっかりキレイにできそうです。フル充電にかかる時間は3機種とも約100分です。

  • 高密度セルを搭載したバッテリー

なお、EC-FR7のバッテリー容量は1,730mAh。運転時間最長は約45分、「強」モードでは約8分です。充電時間は約240分となります。

シャープによると、在宅時間が長くなったことで、家の掃除をする時間が増えたり、今まで掃除していなかった場所を掃除するという人が増えているそうです。もともと軽いコードレス掃除機として人気の「RACTIVE Air」は、サッと使える手軽さから掃除を始める(気持ち的な)ハードルを下げていました。今回、大容量バッテリーを搭載することで「もっと掃除したい!」という気持ちに応える掃除機を目指したというわけです。

最上位モデルのEC-SR7は標準質量1.6kg

最上位のEC-SR7は、従来モデルから引き続きドライカーボンパイプと軽量高出力モーターを採用。標準の重さは約1.6kgと軽量なので、床の掃除はもちろん、家具の上や、掃除機を持ちながらの階段移動もラクそう。残りの運転時間が見える「7セグLED」をハンドル部に備えているので、突然のバッテリー切れを心配せず余裕を持って掃除できるでしょう。

  • EC-SR7のカラーはピンク系とゴールド系

  • 残りの運転時間をLEDで確認できます

ちなみに、コードレススティック掃除機の最軽量クラスは1.1kg~1.2kgくらいですが、EC-SR7は連続運転時間(バッテリー容量)やダストカップ容量などに振っているぶん、最軽量クラスよりは重くなっています。今回の新しいRACTIVE Airシリーズでは、EC-AR7が約1.2kgを実現しています。

EC-SR7のダストカップには「からみにく~いサイクロン」構造を採用。ダストカップへ風が向かう導入口の位置を調節することで、風が直接ダストボックスの内筒にぶつからないようにしました。これにより、ダストカップの形に添って風が集まって強く流れるため、髪の毛が内筒に絡まりにくくなります。さらに、従来よりも太い円筒になっている点も、髪の毛を絡まりにくくする工夫です。

ゴミ捨てのときは、ワンタッチでダストカップの底からゴミを捨てられる「そこポイ」構造なので、手を汚しません。これはうれしい! ダストカップの容量(集じん容積)は、EC-SR7が0.3L、ほかの3モデルは0.13Lです。

  • ダストカップに髪の毛が絡まりにくい「からみにく~いサイクロン」

  • 手を汚さずにゴミを捨てられます

新構造の「からみにく~いブラシ」で手入れの手間を軽減

ヘッド裏のブラシにも、髪の毛が絡まりにくい工夫を施しています。縮れた毛を高い密度にして、ブラシのすき間を極力なくしました。ブラシに髪の毛が入り込みにくいため、お手入れの手間も軽くできるというわけです。このブラシの名前は「からみにく~いブラシ」。EC-SR7のほか、EC-HR7とEC-AR7に搭載しています。

  • 髪の毛が絡みにくく、ブラシのお手入れがラクになります

ブラシの上に壁を作って吸塵力をアップ

EC-SR7とEC-HR7は、ゴミを吸い取る力をアップするためヘッドにもひと工夫。従来はブラシの上と下に分散していた風の集約を図り、ブラシの上部に壁を作りました。高密度のブラシと合わせて、ブラシのすき間から風が分散しないようにしています。ブラシの下部に風の流れが集約するため、床のゴミをしっかりと吸い込むという理屈です。

  • 従来のブラシでは風の流れが分散していました

  • 風の流れを集約し、吸塵力をアップ!

サッと立てかけられる「ちょいかけフック」も引き続き採用

ハンディ掃除機として使える「ハンディノズル」や、掃除の途中に壁などに立てかけられる「ちょいかけフック」はシリーズ共通で備えています。本体サイズと標準の重さは以下の通り。

  • EC-SR7:W223×D261×H1,030mm・1.6kg
  • EC-HR7:W223×D245×H982mm・1.4kg
  • EC-AR7:W209×D227×H982mm・1.2kg
  • EC-FR7:W222×D230×H850mm・1.4kg

最上位のEC-SR7はバッテリー、充電器、すき間ノズル、ハンディノズル、クリーニングブラシ、スタンド台、スグトルブラシ、ツールホルダー、コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズルが付属します。

EC-HR7とEC-AR7は、バッテリー、充電器、すき間ノズル、ハンディノズル、クリーニングブラシ、スタンド台、スグトルブラシ、ツールホルダーが付属。コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズルは付属しません。

EC-FR7は、バッテリー、充電器、すき間ノズル、ハンディノズル、クリーニングブラシが付属します。

  • 8月26日から順次発売予定

  • EC-HR7のブラウン系

  • EC-HR7のピンク系

  • EC-AR7のゴールド系

  • EC-AR7のピンク系

  • EC-FR7はブラック系1色