Xperia 1 III

すでに発表済みのXperiaシリーズ最上位機種「Xperia 1 III(SO-51B)」。当初「6月中旬以降」の発売とされていましたが、新たに「7月以降」となりました。

もともと「以降」とされていたので、「6月中の発売には間に合わなくなった」ということでしょう。他のキャリアではまだ6月中旬以降という表記になっていますが、恐らく同様のスケジュールとなりそうです。

  • Xperia 1 III

  • おなじみの縦長ディスプレイは美しく、使いやすいスペックです

  • 背面はフラットでシンプル。マットなデザインは好印象です

  • カメラはおなじみのT*コーティングを施したツァイスレンズを採用

  • 右側面にはボタン類が並んでいます。上からボリュームキー、指紋センサー一体型電源ボタン、Googleアシスタントボタン、シャッターボタンです。左側面にはSIMカードスロット

  • 上部にイヤホン端子がある点もポイント

スペックはハイエンドで、5GもSub6とミリ波をサポート。フルスペックのスマートフォンとなっています。カメラやオーディオ性能も強化されており、ミラーレスカメラ「α」の技術を使った高速なAF、被写体を追尾するリアルタイムトラッキング、瞳AFなど、他にはない充実したカメラ性能を搭載します。

  • これまで撮影は、標準のカメラアプリとPhotography Proの2つを使い分けていましたが、Photography Proにベーシックモードが追加され、カメラアプリはなくなりました

  • モードを切り替えることで、従来のPhotography Proでの撮影が可能

  • 従来のPhotography Proだと画面上にシャッターボタンはなく、物理的なシャッターボタンを使って撮影します

  • これがシャッターボタン。半押しもサポート

背面メインカメラは世界初の可変式望遠レンズ。レンズ群の一部が内側で動き、(35mm判換算で)70mmと105mmの焦点距離の両方をサポートします。1つのセンサーに対して2つの画角が利用できるという点が面白いところです。

  • 可変式レンズなので、レンズ群の一部が動いて焦点距離が変化するという仕組み

Xperia 1 IIIのリアルタイムトラッキングのデモ。映像なので奥行きはありませんが、左右に動く被写体をAFが追い続けています

360度の立体音響360 Reality Audioは、一度試すとちょっとビックリするレベルで“空間”から音を感じられ、音質を含めてオーディオ機能はさらに向上しています。世界初という4K HDR・120Hz駆動のディスプレイも美しく、デジタルカメラを接続して画面を出力する「ディスプレイ入力」機能も搭載しているので、カメラの外部ディスプレイとして使っても便利でしょう。

Xperia 10 III

同じく発表済みの「Xperia 10 III(SO-52B)」は、21:9 HDR対応有機ELディスプレイや360 Reality Audio、トリプルカメラを搭載したミドルレンジのスマートフォンで、5G(Sub6)に対応したモデルとなります。

  • Xperia 10 III

  • コンパクトで収まりのいいサイズ

  • これはドコモ限定のイエローモデル

  • カメラはトリプルカメラ

  • 専用のシャッターボタンがない以外は、Xperia 1 IIIと同じボタン配置

  • イヤホン端子も装備

Xperia 1 IIIに比べてコンパクトで、最上位モデルのスペックは過剰という場合に選択する形になるでしょう。こちらは発売が6月中旬以降のまま。ドコモオンラインショップ限定カラーのイエローが用意されたほか、売上の1%が日本赤十字社に寄付されます。

  • 前モデルと比べてもほぼ同サイズでバッテリー容量拡大。重さは若干重くなりました

Xperia Ace II

4G対応でコストパフォーマンスモデルに位置づけられる「Xperia Ace II(SO-41B)」は、3G利用者の乗り換えや低価格を求めるユーザー向けに、シンプルなスペックのXperiaとして開発されました。

  • さらにコンパクトなエントリー向けXperia Ace II

  • インカメラはノッチあり

  • 背面のテイストは共通。マットで指紋が目立ちにくいです

  • カメラはデュアルカメラです

  • ちょっと側面は厚め。こちらにもGoogleアシスタントボタンがあります

  • イヤホン端子も装備

「Xperia Ace」というモデルは過去にもありましたが、コンパクトなXperiaということで、そのモデル名を復活させて「Ace II」としているそう。

エントリー層をターゲットにしているため、4,500mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、「他社の4.7インチクラスのボディサイズに5.5インチのディスプレイを搭載した」(ソニー)小型スマホとしています。

価格も22,000円と安価なので、手軽にスマートフォンに移行したいというユーザーにも適していそうです。