千葉県佐倉市ユーカリが丘を開発する街づくり企業・山万とジョルダンは、5月10日から6月30日まで、路線バス事業での顔認証乗車システム実証実験を開始したと発表した。

実証実験では、バスに乗車する際に、現金の支払いや定期券の提示等をすることなく、顔認証で乗車代金の決済が出来る。実験ではパナソニックの顔認証技術の活用と、ジョルダンによる決済・チケット管理のシステム「JorudanStyle3.1」を導入した仕組みを利用する。

  • 顔認証で運賃決済

また本年夏頃には、同エリア内を走行する新交通システム「山万ユーカリが丘線」の改札においても、事前の切符購入や定期券の読み取りをすることなく顔認証にて決済する実証実験を開始する予定だという。

将来的には自家用車を利用できない高齢者や子供が安心して便利に移動できる、新しい都市交通システムの実現を目指し、もっと気軽に移動できるようなパーソナルモビリティや、自動運転によるバス運行、ドローンタクシーといったさまざまな交通手段の提供を検討している。