ディーアンドエムホールディングスは、米Polk AudioのAmazon Alexa搭載サウンドバー「REACT」を3月上旬に発売する。価格はオープンプライス。
Polk Audioは、1972年に米メリーランド州のボルチモアで創業したスピーカー専業ブランドで、創業者のマシュー・ポークが「より多くの人々にリーズナブルながら最高のスピーカーを提供する」というビジョンを掲げて設立。1974年発売のMonitor 7が最初のヒットモデルとなり、以来約半世紀にわたってスピーカーを製造し、グローバルなオーディオブランドに成長した。現在はSound Unitedグループの一員となっている。
「REACT」は、サブウーファーレスタイプのスリムな一体型サウンドバー。国内で2020年6月に販売開始した、Chromecast built-in対応サウンドバー「Signa S3」に続く、Polk Audioの日本導入第二弾製品となる。
音声アシスタントのAlexaを搭載しているのが特徴で、Echoなどのスマートスピーカーがなくても、話しかけるだけで音量の調整やサウンドモードの切り替えなどの操作が行える。声でAmazon MusicやSpotifyの楽曲を再生でき、ニュースや天気予報を確認したり、スマートホーム端末を操作したりすることも可能だ。
他のAlexa対応ワイヤレススピーカーと同期させるマルチルームミュージック再生や、対応するEcho端末とAlexaアプリ間で通話したり、メッセージを送信することもできる。他にも、Spotify Connectをサポートする。
ドライバーや本体は、ボルチモアのラボに所属するPolk Audioの設計チームが緻密に設計しており、高さ57mmというスリムサイズながら「部屋いっぱいに広がる圧倒的なシアターサウンド」が楽しめるという。
Polk Audioの独自技術「Voice Adjust」機能により、ボーカルやトーク、 ニュースの音声をクリアに再生可能。3段階のレベルから選択できる。サウンドモードは映画、音楽、スポーツに最適化されたモードに加え、音のダイナミックレンジを抑えるナイトモードも装備。リモコンから好みのモードを選んで利用できる。
HDMI入力はARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しており、対応するテレビと付属のHDMIケーブル1本で接続してテレビの音声を聴ける。また、HDMI CECにも対応し、テレビのリモコンでサウンドバーの音量を調整可能だ。光デジタル音声入力も備えている。対応音声フォーマットはドルビーデジタル、DTS、リニアPCM。
IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能(2.4GHz/5GHz対応)のほか、Bluetooth機能も内蔵し、手持ちのスマートフォンなどの音楽をサウンドバーでワイヤレス再生できる。Bluetoothの対応コーデックはSBC/AAC。消費電力は30W(スタンバイ時0.4W)。本体サイズは864×121×57mm(幅×奥行き×高さ)、重さは2.9kg。