NTTドコモは2月3日、同社が開発を進めているウェアラブルデバイス「軽量ディスプレイグラス」の試作機を公開した。

  • 軽量ディスプレイグラス試作機

この試作機は、眼鏡のように着用することでスマートフォンなどのコンテンツをフルHD解像度の大画面(4m先を見た場合に約100インチ相当)で楽しめるグラス型ウェアラブルディスプレイ。

USB Type-Cポートを備え、付属のケーブルでDisplayPort Alternate Mode対応のAndroidスマートフォンなどと接続するだけで利用できるという。

約49gと軽く長時間着用でき、折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことが可能。同社によれば、フルHD解像度で両眼表示が可能なグラス型デバイスとしては、世界最軽量クラスとのことだ。

ディスプレイはシースルー構造で、装着時も周囲の状況を確認しながら自分だけの画面で仕事をしたり、動画を視聴しながら両手を使った作業をしたりできる。本体は、デザインと透過度の異なる3種類のフロントアタッチメントをワンタッチで交換でき、シチュエーションやコンテンツに応じて使い分けられるという。

  • フロントアタッチメントはワンタッチで交換可能

重さは約49g(フロントアタッチメント、ケーブルを除く)。ディスプレイ方式はOLED、解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)、有効視野は約40度。インタフェースはUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)。マイクならびにスピーカーを内蔵する。

この試作機は2021年2月4日~7日、ドコモの最新技術を紹介するイベント「docomo Open House 2021」で紹介される予定。 。