MUSINは、iBasso Audioのポータブルオーディオプレーヤー「DX300」を1月29日に発売する。価格はオープンプライスで、直販ストアでの販売価格は14万7,400円。カラーはブラックとブルーの2色。

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    DX300

2020年12月にMUSINが国内での取り扱いを予告していた新プレーヤーで、発売日や価格が正式にアナウンスされたかたち。予約受付を開始しており、先着購入特典として、iBasso AudioとTAJIMA GLASS(田島硝子)がコラボレーションしたオリジナルデザイングラスをプレゼントする。

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クアルコム製SoC「Snapdragon 660」と6GBのメモリを搭載し、「オーディオプレーヤーとして最高峰のパフォーマンス」を追求。SoCやDACチップとのオーディオデータの受け渡し、クロック信号制御などの役割を担う、FPGA-Masterテクノロジーも採用した。

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    クアルコム製SoC「Snapdragon 660」やFPGA-Masterテクノロジーなどを採用

シーラスロジックのDACチップ「CS43198」を計4基搭載するクアッドDAC構成を採用しており、フルバランス回路を構築。「DACチップ毎の製造プロセスや外部環境を由来とする個体毎の歪み」を抑制し、「これまでの限界を超えた音の密度と解像感をもたらす」としている。

本体下部からアンプ部を交換できる「アンプカード交換設計」を採用。さまざまなサウンドシグネチャーのカードを交換できる仕組みで、「将来的にリリースを予定している各アンプカードは優劣を付けるものではなく、ユーザーの多様な欲求にマッチするようなものを目指して開発する」とのこと。なお、既存のDX150/200/220用アンプモジュールとの互換性はない。

標準で付属するアンプカード「AMP11」はディスクリート回路設計を採用。3.5mmシングルエンド、2.5mmバランス、4.4mmバランスといった出力端子を備えている。独立したバッテリーから±8Vの安定電源を供給し、出力電圧は7.1Vrms、32Ω負荷時の最大出力レベルは1,240mWという高出力を実現する。

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    本体下部からアンプ部を交換できる「アンプカード交換設計」

デュアルOS仕様で、Android 9.0と第5世代のMango OSを組み込んでいる。ディスプレイは6.5型/2,340×1,080ドットのIPS液晶パネル。内蔵ストレージの容量は128GB。microSDカードスロットを備え、容量拡張も可能だ。IEEE 802.11b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠の無線LAN機能と、Bluetooth機能も備える。USB Type-C端子を備え、内蔵バッテリーの急速充電やUSB DAC機能が利用できる。384kHzまでのPCMと、5.6MHzまでのDSD(DoP方式)の同軸出力にも対応する。

連続再生時間は最大15時間。デュアルバッテリー設計を採用し、アンプ部とデジタル部に個別に電源を供給。デジタル回路とアナログ回路が互いに悪影響を及ぼすノイズを発生させて音質が低下するのを防ぐ。

本体はアルミ合金製で、サイズは162×77×17mm(縦×横×厚さ)、重さは300g。USB Type-Cケーブルや、同軸デジタル接続ケーブル、本革レザーケース、3枚のスクリーンプロテクターなどが付属する。