韓国LG Displayは現地時間1月11日、画質を改善し、明るさも向上した次世代有機EL(OLED)ディスプレイを発表。また、有機ELパネルの新たなサイズバリエーションとして42型と83型を追加するほか、ミッドレンジテレビのラインナップを20〜30型まで拡充することも明らかにした。

  • Cinematic Sound OLED

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LG Displayの新しい77型有機ELディスプレイは、新開発の高効率な素材とディスプレイへのレイヤーの追加により、画質が大幅に向上。効率も約20%高めたことで、ディスプレイの明るさが向上し、より鮮明な画像を実現するという。

同社はこの次世代有機EL技術を、“オールデジタル”で開催される、世界最大級の家電・テクノロジー見本市「CES 2021」(会期:米国時間1月11日~14日)で披露する予定。2021年に発売されるハイエンドテレビに適用し、徐々に採用を拡大することを計画している。

さらに、2021年から83型と42型の有機ELテレビディスプレイを生産し、既存のサイズ(88/77/65/55/48型)に加えてラインナップを強化する予定だ。また、ミッドレンジのテレビディスプレイのラインナップを20〜30型まで拡大し、テレビだけでなくゲームやモビリティ、パーソナルディスプレイのオプションも強化する予定とのこと。

有機ELテレビは2013年の生産初年度には20万台が出荷されたが、2020年の出荷台数は450万台に達した。LG Displayは、2021年にはこれを700〜800万台まで拡大し、「次世代テレビ市場での競争上の優位性を確固たるものにし、有機ELのトレンドを加速する」としている。