今回は、ジョーシン浦和美園イオンモール店に、リビングに置く大画面テレビの売れ筋を尋ねました。

大画面テレビは、スポーツの世界大会があると大きく売れる傾向がありましたが、同店の販売スタッフである箭木宏之(やぎひろゆき)氏によると、その空気にも変化が見られるようです。「影響がないわけではないですが、そこまで直接的な動きではなくなっていますね。一方で、買い替え需要は安定してありますし、前年と比べて売れ行きが伸びているのは肌感覚で感じます」とのことです。

  • ジョーシン浦和美園イオンモール店のテレビ売り場。箭木宏之氏にナビゲートしてもらった

    ジョーシン浦和美園イオンモール店のテレビ売り場。箭木宏之氏にナビゲートしてもらった

リビング向けとしては55V型以上のモデルが選ばれることが多く、65V型やそれ以上のモデルもよく売れているそうです。なかでも売り上げの高いテレビをシリーズ単位でランキングしてもらいました。「大画面テレビ選び 基本の3カ条」を踏まえて、1位から順に追いかけていきましょう。

<大画面テレビ選び 基本の3カ条>

  • 液晶ディスプレイは、明るさと引き締まった黒が両立できる量子ドット搭載のMini LEDタイプが人気。
  • 暗部の深みを求めるなら有機ELパネルが有利。量子ドットと組み合わせた「QD-OLED」に注目したい。
  • スタンドのスイーベル(首振り機能)を省いた製品が増えているので、必要ならスタンドの比較も重要。

※本文と写真で掲載している価格は、2026年5月26日15:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

第1位:画面と音質、スマホ連携が好まれる「BRAVIA 7 XR70シリーズ」

一番人気に挙げられたのは、ソニーの「BRAVIA 7 XR70シリーズ」でした。量子ドット搭載のMini LEDパネルを採用した液晶パネルで、スタンドは形状を4種類に変えられます。55V型モデル「K-55XR70」の取材時の価格は298,000円でした。

「映像とサウンドが高く評価されているシリーズです。加えて、iPhoneでもAndroidでもスマホの画面がミラーリングできる『キャスト』機能が喜ばれることが多いですね。基本がハイレベルで、連携機能も充実しているということで、穴がないシリーズといえます」

  • ソニー「BRAVIA 7 K-55XR70」

    ソニー「BRAVIA 7 K-55XR70」

第2位:量子ドットでサウンド充実の「AQUOS XLED HP1ライン」

続く2位は、シャープの「AQUOS XLED HP1ライン」になります。こちらも量子ドット搭載のMini LEDを採用した液晶テレビで、55V型以上は9~11個のスピーカーを内蔵しています。55V型モデル「4T-C55HP1」の取材時の価格は298,000円でした。

「量子ドットとMini LEDにより、AQUOSの色味がさらに高解像で楽しめると定評があります。スマホ連携はAndroidのみとなりますが、スピーカーの搭載点数は多く、こちらも指名買いされることが多いシリーズになります」

  • シャープ「AQUOS XLED HP1ライン 4T-C55HP1」

    シャープ「AQUOS XLED HP1ライン 4T-C55HP1」

第3位:機器連携やスタンド調整が多彩な「REGZA Z7 Series Z770R」

3位は、TVS REGZAの「REGZA Z7 Series Z770R」です。Mini LEDを採用した液晶パネルを搭載し、外付けHDDへの録画やiPhoneとAndroidのスマホ連携機能なども備えています。55V型「55Z770R」の取材時の価格は198,000円でした。

「多機能なうえ割安ということで、台数がよく出るシリーズです。スタンドも(55V型と65V型なら)左右水平15度の角度調節ができますし、高さも調節できます。買い替え前の環境のまま使いやすいとの評判もありますね」

  • TVS REGZA「REGZA Z7 55Z770R」

    TVS REGZA「REGZA Z7 55Z770R」

第4位:量子ドット搭載Mini LEDで割安な「U8Rシリーズ」

4位には、ハイセンスの「U8Rシリーズ」がランクインしました。量子ドット搭載のMini LEDパネルを採用し、iPhoneとAndroidのスマホ連携にも対応しています。55V型モデル「55U8R」の取材時の価格は148,000円でした。

「低価格なうえに画面もきれいだと評判ですね。メーカーとしても、新製品が出るたびに改良されていますし、評価されていますね。連携機能も揃っていますし、こちらも台数がよく出ます」

  • ハイセンス「55U8R」

    ハイセンス「55U8R」

第5位:世代交代前まで安定人気の「ビエラ W95B」

5位は、パナソニックのMini LEDシリーズ「ビエラ W95B」が入りました。すでに生産終了となり、新シリーズ「W95C」が発表されていますが、市場在庫のみとなった状況でも安定した人気があるとのこと。iPhoneとAndroidのスマホ連携機能を備え、55V型の「TV-55W95B」の取材時の価格は168,300円でした、

「ビエラの発色が好きな人に愛されているシリーズですね。リモコンはだいぶスリムになりましたが、操作系の分かりやすさは踏襲しています」

  • パナソニック「ビエラ TV-55W95B」

    パナソニック「ビエラ TV-55W95B」

はみ出し情報・・・有機ELと新世代で人気のシリーズは?

ベスト5はすべて液晶テレビでした。有機ELテレビについて、箭木氏は「有機ELは商品数が少なくなっているのがありますね。お値段自体はだいぶ買いやすくなっていますし、人気がないわけではありません」と説明します。

売れ筋を尋ねると、シャープの「AQUOS OLED GQ3ライン」が挙げられました。生産終了シリーズとなりますが、それゆえ底値となっており、注目を集めているとのこと。55V型「4T-C55GQ3」の取材時の価格は178,000円でした。

  • シャープ「AQUOS OLED GQ3ライン 4T-C55GQ3」

    シャープ「AQUOS OLED GQ3ライン 4T-C55GQ3」