最初に結論:
  • TCLが2026年テレビ新製品群を発表。新世代ディスプレイ技術「SQD-Mini LED」に注目
記事の重要ポイント:
  • 俳優の山﨑賢人さんが新ブランドアンバサダーに就任
  • “見たままの色”を表現する新技術SQD-Mini LEDとは?
  • 日本でのTCLブランド浸透へ本格攻勢

TCL JAPAN ELECTRONICS(以下、TCL)は5月14日、日本市場向けのテレビ、サウンドバーの2026年新製品群を発表しました。「いちばん綺麗に、観てほしい。」をコンセプトに、映像美だけでなく、音響やデザイン、AI機能、保証体制まで含めた総合的な「体験価値」の進化を目指します。

  • TCLが発表した2026年テレビの新製品群。SQD-Mini LED技術を採用したフラッグシップシリーズに注目

    TCLが発表した2026年テレビの新製品群。SQD-Mini LED技術を採用したフラッグシップシリーズに注目

日本市場における認知拡大、ブランド強化を図るべく、プロモーションには俳優の山﨑賢人さんを起用。山﨑さんはアンバサダーとしてテレビCMやWeb CM、交通広告などに登場し、新製品をアピールします。

都内で開催された発表会で山﨑さんは、「どんな映像を見ても綺麗。自然や夜景などがくっきり映ってすごかったです」と映像の美しさを紹介。

また、「(アンバサダーの就任は)本当に光栄。新しいことに挑戦したいといつも思っているので、TCLの思いと一緒に自分も頑張って、より盛り上げて行ければと思います」と意気込みを語りました。

  • ブランドアンバサダーとして、大きな名刺パネルを受け取る山﨑賢人さん(右)

    ブランドアンバサダーとして、大きな名刺パネルを受け取る山﨑賢人さん(右)

  • 山﨑さんが普段から新領域に挑戦して枠にとらわれない表現をし、日本のみならず世界を見据える姿勢が、TCLのグローバルメッセージと一致したとして、アンバサダーの起用となった

    山﨑さんが普段から新領域に挑戦して枠にとらわれない表現をし、日本のみならず世界を見据える姿勢が、TCLのグローバルメッセージと一致したとして、アンバサダーの起用となった

映像体験を刷新、TCLの2026年テレビ製品が一挙登場

TCLは、世界160以上の国と地域で事業展開し、グローバルで売上8兆円を超える総合家電メーカー。日本市場ではテレビを中心に洗濯機、冷蔵庫、エアコンといった家電製品を投入しているほか、スマートフォンやタブレット製品も展開しています。

国内ではまだ知名度が高くはない同社ですが、特にテレビ分野におけるグローバルでの存在感は高く、Mini LEDテレビやGoogle TVの出荷台数シェアが世界トップ。パネルメーカー(CSOT)を傘下に持つ垂直統合体制により、パネル開発から一貫生産できることで、高品質と競争力、安定供給を両立しています。

同社副社長の西山隆信氏は、パネルから製品までを自社で手掛ける体制について「“作れるから強い”。これがTCLのものづくり」と自信を見せました。

  • TCL JAPAN ELECTRONICS 副社長の西山隆信氏

    TCL JAPAN ELECTRONICS 副社長の西山隆信氏

Gemini対応が2026年夏に開始。ラインナップは?

TCLの2026年テレビ製品は、フラッグシップ機に搭載される新しいディスプレイ技術「SQD-Mini LED」を中核に多数の新モデルを展開。ミッドレンジ(A400シリーズ)以上のモデルでは2026年夏から順次、Gemini for Google TVに対応するアップデートも提供される予定です。

  • SQD-Mini LED X11Lシリーズ(フラッグシップ):900,000円前後から
  • SQD-Mini LED  C8Lシリーズ(プレミアムモデル):260,000円前後から
  • SQD-Mini LED  C7Lシリーズ(ハイグレードモデル):220,000円前後から
  • RGB-Mini LED RM7Lシリーズ(RGB-Mini LEDモデル):―(未定)
  • QD-Mini LED A400Mシリーズ(4K量子ドットMini LEDモデル):155,000円前後から
  • 4K 量子ドット A400シリーズ(4K量子ドット倍速モデル):130,000円前後から
  • 4K 量子ドット T6Dシリーズ(4K量子ドットエントリーモデル):90,000円前後から
  • 2K 量子ドット S5Lシリーズ(パーソナル用モデル):55,000円前後から

※価格はオープン。記載の価格は店頭予想価格

ラインナップのうち、SQD-Mini LED技術を採用した各シリーズは4K/8K放送などで採用される広色域規格BT.2020カバ―率100%をうたい、自然の色や製作者が意図した色をそのまま映せることが特徴。

  • SQD-Mini LED X11Lシリーズの98V型モデル(98X11L)。実際に見ると繊細な明暗が美しく表示され、立体感も感じさせる表示だった。店頭予想価格は2,000,000円前後の見込み

    SQD-Mini LED X11Lシリーズの98V型モデル(98X11L)。実際に見ると繊細な明暗が美しく表示され、立体感も感じさせる表示だった。店頭予想価格は2,000,000円前後の見込み

従来の量子ドット技術を改良したSQD-Mini LED技術では、色再現性の精度がTCL従来技術比で69%高まった“スーパー量子ドット”、色域を従来から33%向上させたウルトラカラーフィルターの採用により、色再現性が大幅に改善したといいます。最大10,000nitsの高輝度、最大約20,000分割の高精細バックライト制御技術も導入し、単色の映像でもカラフルな映像でも美しい映像が楽しめるとのこと。

最上位のX11Lシリーズは3~4mmの極細ベゼルに加え、約2cmの薄型設計で壁掛けも想定。SQD-Mini LED採用モデルのサウンドにはデンマークのオーディオブランド「Bang & Olufsen」の技術を、RM7Lシリーズ以下のモデルにはONKYOのサウンド技術を採用しました。

  • SQD-Mini LEDを採用したX11Lシリーズ/C8Lシリーズ/C7Lシリーズ

    SQD-Mini LEDを採用したX11Lシリーズ/C8Lシリーズ/C7Lシリーズ

  • SQD-Mini LED技術の概要。派手さではなく、実物に近い色味を出すような絵作りになっているという

    SQD-Mini LED技術の概要。派手さではなく、実物に近い色味を出すような絵作りになっているという

  • 約2cmという薄型設計にも注目。広がっている壁掛け利用にも対応

    約2cmという薄型設計にも注目。広がっている壁掛け利用にも対応

最高峰の「X11L」から高機能の「C8L」、主力モデル「RM7L」、ミッドレンジ「A400M」、エントリー向けのT6D、S5Lまで豊富なラインナップを用意。同社は量子ドット技術を軸に幅広い層へ“いちばん綺麗”な体験をもたらすとし、ユーザーが長期間安心して使える体験価値の一環として、A400Mシリーズ以上のモデルでは3年間の長期保証も導入します。

同社マーケティング戦略本部 本部長の久保田篤氏は、「“いちばん綺麗に、観てほしい。”という言葉の綺麗は単に映像のことではない。映像だけでなく、音質、Google GeminiなどのAI機能、操作性、デザイン、それらを全て統合したメッセージ」と製品を解説しました。

  • RGB-Mini LED  RM7Lシリーズ(左)と、QD-Mini LED  A400Mシリーズ(右)

    RGB-Mini LED RM7Lシリーズ(左)と、QD-Mini LED A400Mシリーズ(右)

  • Google TV with Geminiへのアップグレードを2026年夏頃に予定

    Google TV with Geminiへのアップグレードを2026年夏頃に予定

  • Google TV with Gemini対応モデルはA400以上の製品

    Google TV with Gemini対応モデルはA400以上の製品

  • TCL JAPAN ELECTRONICS マーケティング戦略本部 本部長の久保田篤氏

    TCL JAPAN ELECTRONICS マーケティング戦略本部 本部長の久保田篤氏

山﨑賢人さん起用、日本でのブランド浸透へ本格攻勢

TCLは量子ドットやMini LEDといった先進技術を強みとしながらも、日本市場では「正直に申し上げて、日本ではまだTCLの技術力、ブランド力が伝わっていない」としています。

今回の新モデル訴求にあたっては、TCLブランドの「挑戦し続ける姿勢」を体現する存在として、俳優の山﨑賢人さんを起用。テレビ広告のほかTVerやYouTubeなどのWeb広告、駅や交通機関などに掲出される交通広告など幅広く展開し、ブランドの浸透を図ります。

合わせてドラム式洗濯乾燥機や冷蔵庫、エアコンといったTCLの家電広告にも山﨑賢人さんが登場します。

  • TCL テレビ/モニター新商品&新アンバサダー・新CM 発表会に登場した山﨑賢人さん

    TCL テレビ/モニター新商品&新アンバサダー・新CM 発表会に登場した山﨑賢人さん

  • SQD-Mini LED技術を採用した「98X11L」を改めて眺め、「本当に綺麗ですよね」とコメント

    SQD-Mini LED技術を採用した「98X11L」を改めて眺め、「本当に綺麗ですよね」とコメント

  • TCLのCM撮影は、細かい指示がある一般的なCM撮影と異なり、自身もカメラマンも自由に動く“フリースタイル”だったという。「撮影方法がファッションっぽいというか、スチール(写真)撮影の雰囲気があって楽しかったですね」(山﨑さん)

    TCLのCM撮影は、細かい指示がある一般的なCM撮影と異なり、自身もカメラマンも自由に動く“フリースタイル”だったという。「撮影方法がファッションっぽいというか、スチール(写真)撮影の雰囲気があって楽しかったですね」(山﨑さん)

  • 広告展開のスケジュール

    広告展開のスケジュール

新製品の発売を記念した販促キャンペーンも2026年5月14日から開始。同年8月16日までの期間で、対象テレビを予約・購入し、レビューを投稿すると最大156,000円がキャッシュバックされるものです(最大キャッシュバック金額はサウンドバー新製品「Q85H Pro」の購入が必要)。詳細はキャンペーンページに詳しく紹介されています。

  • キャッシュバックキャンペーンの概要

    キャッシュバックキャンペーンの概要

  • テレビ開発で培った映像技術を採用した4Kゲーミングモニターも同時発表された。価格はフラッグシップの「32X3A」が188,000円、2304ゾーンQD-Mini LEDパネルの「27C2A Pro」が89,800円、1196ゾーンQD-Mini LEDパネルの「27C2A」が69,800円

    テレビ開発で培った映像技術を採用した4Kゲーミングモニターも同時発表された。価格はフラッグシップの「32X3A」が188,000円、2304ゾーンQD-Mini LEDパネルの「27C2A Pro」が89,800円、1196ゾーンQD-Mini LEDパネルの「27C2A」が69,800円