NTTドコモは12月7日、Qualcomm Technologies(クアルコム)と共同で、3.7GHz帯と4.5GHz帯の周波数を束ねるキャリアアグリゲーション「sub6-CA」の提供を開始した。

3.7GHz帯と4.5GHz帯はいずれも5G通信で使われる周波数帯(6GHz未満の周波数帯としてSub 6とも呼ばれる)で、sub6-CAではそれぞれ100MHzの帯域幅を束ね、国内最速となる下り最大4.2Gbpsの通信速度に対応する。

  • sub6-CAでは、3.7GHz帯と4.5GHz帯でそれぞれ100MHzの帯域幅を束ね、理論値で最大4.2Gbpsの高速通信を実現する

sub6-CAは、クアルコムのSnapdragon 865と、Snapdragon X55 5G モデム-RFシステムを搭載している端末で利用できる。12月7日時点での対応端末は、12月7日からソフトウェアアップデートを提供開始した「Xperia 5 II SO-52A」のみ。今後、「Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A」やルータ「Wi-Fi STATION SH-52A」がソフトウェアアップデートで対応する予定だ。

なお、ドコモは11月5日、2020-21年冬春向けのスマートフォン新商品発表会にあわせ、5G用の周波数帯を活用したキャリアアグリゲーションを12月中に提供すると発表していた。