◆Metro Exodus(グラフ44~50)

Metro Exodus
4A Games
https://www.metrothegame.com/

設定方法はこちらに準ずる。今回はUltraプリセットを利用した。Ray Tracingは利用していない。

  • グラフ44

  • グラフ45

  • グラフ46

今回、Gameでは唯一Core i9-10900Kが最高速だったのがこれ。といっても、Ryzen 9 5900Xとの差は3fps程度であり、大きな差とはいいにくいのだが。2.5K以上はほぼ団子、という感じではあるのだが。2Kの際のRyzen 3000シリーズとRyzen 5000シリーズの差は10fps以上で、なのでRyzen 5000シリーズはかなり性能を引き上げたが、ほんのちょっとCore i9-10900Kに及ばなかったというあたりだろうか。

  • グラフ47

  • グラフ48

  • グラフ49

  • グラフ50

この傾向はフレームレート変動(グラフ47~50)からも見て取れる。2K(グラフ47)が一番判りやすいが、ほぼ全範囲に渡って、Ryzen 5000シリーズ+Core i9-10900Kと、Ryzen 3000シリーズの2つにグラフが判れている感じなのが見て取れると思う。勿論GPUネックになっている部分(70秒前後)は両者接近しているが、その前後は綺麗に分離しているのは、もうCPUの性能差そのもの、としても良いと思う。

◆Red Dead Redemption 2(グラフ51~57)

Red Dead Redemption 2
Rockstar Games
https://www.rockstargames.com/jp/games/info/reddeadredemption2

設定方法はこちらに準ずる。Quality Preset LevelはLevel 14の"Favor Quality"とした。こちらもフレームレート変動をOCATで取得している。

  • グラフ51

  • グラフ52

  • グラフ53

平均フレームレート(グラフ51)を見ると殆ど変わらず、という感じであるが、それでもCore i9-10900KがRyzen 3000/5000シリーズに一歩及ばず、というのが総評となる。GeForce RTX 3080をもってしても、まだGPUネック(というか、それだけCPUの処理負荷が低い)なゲームであるが、2Kで3fps程度とはいえ、明確に差が出ている。

  • グラフ54

  • グラフ55

  • グラフ56

  • グラフ57

最大/最小(グラフ52・53)はあまり役に立たないのでフレームレート変動(グラフ54~57)を見ると、細かくCore i9-10900KがRyzenに追いついてない感じが見られる。全体としてそんなに大きな差がある訳ではない(というか、妙にAMD系が同じフレームレートで並んでいるのがむしろ気になる)が、一応ここでもCore i9との性能差は確認できたというところか。

◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ58~64)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

設定方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。QualityはUltraとした。

  • グラフ58

  • グラフ59

  • グラフ60

こちらも差が少ないというか、平均フレームレート(グラフ58)で2Kの場合を見ると、最高速のRyzen 9 5800Xで184fps、最低のRyzen 9 3900XTで171.7fpsで12fpsほどの差はあるのだが、170fpsあまりのウチの12fpsだから、すごく大きな差とはいいにくいところ。Core i9-10900Kは179.7fpsで、Ryzen 9 5900Xの177.9fpsよりは高速ではあるが、さすがにちょっと差が微妙過ぎる。最大フレームレート(グラフ59)を見ると、2Kの時には性能差がある様に見えなくもないが、これは後述。最小フレームレート(グラフ60)は明確な差とは言いにくい。

  • グラフ61

  • グラフ62

  • グラフ63

  • グラフ64

フレームレート変動を見ると、2K(グラフ61)の最初の10秒間近辺のフレームレートが、要するにグラフ59の値ということになる。ここは確かにCPUによる性能差がみられるし、その後70~80秒あたりとか30~40秒あたりも、Ryzen 5000シリーズ+Core i9-10900KとRyzen 3000シリーズでグラフが分離して見えるが、その前後が全部重なっているあたり、性能差ははあるとは思うが、その差は大きくないというあたりか。2.5K(グラフ62)あたりだと完全に重なってしまっており、もう差を見て取るのは難しい。

むしろ面白いのは3K(グラフ63)と4K(グラフ64)では、Ryzen 7 3800XT/Ryzen 7 5800Xが他の3製品よりもわずかに高いフレームレートで推移していることだ。差そのものは3~5fps程度でしかないが、明確に分離しているというちょっと面白い傾向であった。

◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ65~71)

Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

ゲームの最後はこちら。設定方法はこちらに準じる。QualityはHighestとした。Ray Tracingは無効で行っている。

  • グラフ65

  • グラフ66

  • グラフ67

これもある意味、CPUネックが非常に良くわかる傾向になっている。平均フレームレート(グラフ65)でみると、2Kは完全にCPUネック、2.5Kも若干CPUネックで、これが解消されるのは3K以降。で、その2K~2.5Kでは、Ryzen 5000シリーズ > Core i9-10900K > Ryzen 3000シリーズという性能差が明確に示されている。平均だけでなく最大(グラフ66)/最小(グラフ67)フレームレートもこの傾向が明白である。そしてその最大・最小フレームレートで2Kの時の結果を見ると、Ryzen 7 5800XよりRyzen 9 5900Xの方がやや高い数字になっているあたりが、両者のゲームにおける性能差、という感じに思える。

  • グラフ68

  • グラフ69

  • グラフ70

  • グラフ71

この傾向はフレームレート変動を見るとより明白である。2K(グラフ68)が一番判りやすいが、80秒から100秒あたりが一番CPUネックになりやすい部分で、ここがそのままCPU性能にリンクしている格好だ。2.5K(グラフ69)や3K(グラフ70)になると描画負荷が増える分、グラフの差は減ってゆくのだが、不思議なことにその3KではCore i9-10900Kのスコアが下がり始め、これが4K(グラフ71)でも明確に継承されるという傾向が見えたのは面白い。