ヤマハは10月19日、上海汽車集団股份(上汽集団)の新型「MG5」の上位グレードに、車載向けヤマハブランドスピーカーシステムが純正品として採用されたと発表した。新型「MG5」は同オーディオシステムを搭載する初の自動車として、2020年11月から販売開始を予定する。

  • ヤマハの車載オーディオ、上海汽車グループの新型車両「MG5」に採用

    上海汽車集団股份 新型「MG5」

ヤマハでは"音楽が生まれた瞬間の感動を届けたい"というコンセプトのもと、「CLOSER TO THE ARTIST」 をユーザー体験として掲げて車載向けブランドオーディオ事業を展開中。今回「MG5」の上位グレードで純正品として採用されたシステムでは160mm口径の低域用ウーファーと25mm口径の高域用ツイーターを採用し、合計6個のスピーカーを搭載。さらに音響チューニングにヤマハのエンジニアが参加し、信号処理にもヤマハのこだわりを反映したことで、洗練されたサウンドがドライビング体験を豊かに彩るという。

  • ドアスピーカーグリルにヤマハロゴを配置

上海汽車グループは、第一汽車と東風汽車に並ぶ中国の三大自動車メーカー。独フォルクスワーゲンや米ゼネラルモーターズとの合弁企業も所有する。2019年度の年間販売台数は623.8万台で、中国国内におけるトップシェア(22.7%)を占める。