払い戻しはPASMOアプリから
Apple PayのPASMOは、払い戻しが可能です。手続きはアプリ上で行います。チャージ残額は手数料を差し引いて銀行振り込みで払い戻されます。定期券の払い戻し額は鉄道会社の規約に応じて決まり、購入したクレジットカードに 返金されます。
なお、PASMO本体は払い戻しせず、定期券だけを払い戻すことも可能です。アプリ上で払戻額を確認できます。
iPhoneで普通に使えるPASMO。1日乗車券の販売にも期待
後発の「Apple PayのPASMO」ですが、使い勝手はApple PayのSuicaとほとんど同じ。すでにSuicaを使っているユーザーが移行するメリットは多くはありませんが、PASMOエリアの私鉄、バスユーザーにとっては定期券をiPhoneで使う貴重な手段になることでしょう。複数枚を登録できるため、JR東日本のSuica定期とバスのPASMO定期を併用できるのもポイントです。
使い勝手ではApple Payの便利なチャージシステムに対応し、チャージだけでなく定期券にも対応します。Apple PayがカバーしていないVisaブランドのクレジットカードもPASMOアプリでは利用できるなど、実用性の面でも配慮がみられます。
Apple PayのPASMO上で購入できるチケットは、現在のところ定期券のみですが、今後は1日乗車券の販売にも期待したいところです。2019年以来、カードタイプのPASMOで一日券のようなお得なきっぷが販売されるケースが増えてきました。たとえば東京メトロと都営地下鉄は、「Tokyo Subway Ticket」のカードPASMO対応版を販売しています。こうしたお得なきっぷをスマホで買ってそのまま使えるようになると、利便性はますます高まるでしょう。