米Googleは現地時間9月30日、4K/HDRに対応した新しいメディアプレーヤー「Chromecast with Google TV」を発表。米国では同日から49.99ドルで予約受付を開始し、10月15日に発売する。「今年の終わりにかけて、より多くの国で順次発売する」としており、Google Japan Blogによれば日本でも提供予定だが、発売日や価格は未定。

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    Chromecast with Google TV

Chromecast with Google TVは、同社の新製品発表会「Launch Night In」の中で発表された新デバイスで、テレビのHDMI端子に直結して使える。従来のChromecastの円形デザインから見た目が変わり、楕円形のコンパクトでスリムな新デザインを採用。カラーはSnow、Sky、Sunriseの3色で展開する。

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4K/HDR、最大60fpsに対応し、HDR10、HDR10+、Dolby VisionのHDR映像をサポート。Dolby AtmosのHDMIパススルーにも対応している。

“Android TVでの学びを結集した”という新しいユーザーインタフェースを備えた「Google TV」が利用できる。Google TVはユーザーへのレコメンドと検索に対応し、YouTube TVやNetflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+などのさまざまなストリーミングサービスを通したオススメを1カ所でチェック可能。観たいコンテンツにより素早くアクセスできるようにした。

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    新しいユーザーインタフェースを採用した「Google TV」を搭載

ウォッチリストも特徴のひとつで、後で観たい映画やテレビ番組を1カ所でブックマークして簡単に管理できるという。スマートフォンやPCからウォッチリストに登録することも可能。出先から帰宅してChromecast with Google TVをつないだ自宅のテレビですぐに楽しめる。

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YouTube TVと統合されており、ライブイベントを見逃さずに視聴できる。DVR(デジタルビデオレコーダー)機能も搭載。Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスから音楽を再生することもできる。背景モード(アンビエントモード)を使うと、テレビを大きなデジタルフォトフレーム代わりにできる。Nestのカメラやドアホンの映像を見ることも可能だ。

今後、Google TV体験(Google TV experience)を、他のさまざまなAndroid TVエコシステムのストリーミングデバイスへ適用する予定だという。

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    YouTube TVと統合されており、ライブイベントを見逃さずに視聴できる

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Chromecast with Google TVはAndroid TV OSを搭載。IEEE 802.11ac準拠の無線LANを備え、2.4 GHz/5GHzに対応する。Bluetooth機能も装備。給電用のUSB Type-C端子を備えている。本体サイズは162×61×12.5mm(縦×横×高さ)、重さは55g。

新しいデザインの音声リモコンが付属。YouTubeとNetflix専用のボタンが備わっており、両サービスのアプリにすぐにアクセスできる。IR(赤外線)によるテレビの電源、音量、入力切り替え操作にも対応する。専用のGoogleアシスタントボタンを備え、音声で検索したり、「今日の天気は?」などといった日常の質問をしたり、YouTube Musicの操作が可能。スマートホームの照明の制御も行える。リモコンのサイズは122×38×18mm(縦×横×高さ)、重さは63g。

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    新しいデザインの音声リモコンには、YouTubeとNetflix専用のボタンが備わっている

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