米Googleが8月3日にスマートフォンの新製品を発表することを明らかにした。Pixel 4aと呼ばれて春〜夏の発売が噂されていたPixel 4世代の普及価格帯向けスマートフォンが登場すると見られている。

  • Made by Googleが30日に投稿したメッセージ

    Made by Googleが30日に投稿したナゾのメッセージ、左上の中点はパンチホール?

新製品の発表を同社はGoogle Storeに設けたティザーページで予告した。

30日にGoogleのハードウェアデバイス事業であるMade by GoogleがTwitterに、「● Introducing」から始まって文章の大部分が塗りつぶされて読めないナゾのメッセージを投稿。メッセージはGoogle Storeのランディングページへのリンクを含み、ページに移動すると再び塗りつぶされて読めない文章が表示される。だが、Google Storeのページでは黒く塗りつぶされた部分をクリックして色を変えられる。黒いボックスは「Google」のつづりの文字数と同じ6つ。ボックスの色をGoogleのアルファベットロゴと同じ色にするとアンロックされ、「The Google Just What You've Been Waiting For Phone」という文章と共に「8月3日」という日付が大きく表示される。

  • 文章が塗りつぶされたティザーページ

    文章が塗りつぶされて読めないロック状態のティザーページ

  • アンロック後のティザーページ

    黒いボックスをGoogleのロゴカラーに変えるとアンロックされる

GoogleはPixel 3世代で、ハイエンドスマートフォン「Pixel 3/ 3XL」に加えて、同社がPixel向けに提供するサービスを利用するのに十分な性能・機能を備えた普及帯向けの「Pixel 3a/ 3a XL」をラインナップに加えた。そのためPixel 4世代でもPixel 4aが登場するという噂が昨年末から飛び交い、今年に入ってからはリーク情報も報じられていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で開発カンファレンスGoogle I/O 2020が中止になり、Pixel 4aが発表されないまま夏を迎えた。「Just What You've Been Waiting For Phone」は、人々が春から待ち続けてきたPixel 4aの登場を連想させる。

Pixel 4は、顔認証赤外線カメラや顔認証ドットプロジェクター、顔認証投光イルミネーター、Soliレーダーチップなどを備え、Motion Senseという端末に触れずに操作できるジェスチャー機能を利用できる。普及価格帯向けの端末では、そうしたパーツが省かれる可能性が高く、Twitterのメッセージが「● Introducing」と中点で始まるのは、前面カメラがパンチホールを採用したシンプルなシステムであることを示すと指摘されている。