OPPOは7月21日、オンライン発表会を開催。auから7月22日に発売される「OPPO Find X2 Pro」、ソフトバンクから7月31日に発売予定の「OPPO Reno3 5G」の2つの5Gスマートフォン、および発売中のSIMフリースマートフォン「OPPO Reno3 A」について改めて紹介するとともに、完全ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど新製品3機種をお披露目しました。
また、21日から放送される新CMも公開。昨年から引き続きCMのキャラクターを務める指原莉乃さん、新たにCMに参加する木梨憲武さんをゲストに招いてのトークセッションも行われました。
日本参入から2年半、じわりシェア広げる
OPPOは2018年2月に日本のSIMフリー市場に参入。当時「試行錯誤を繰り返しながら、徐々に日本での信頼を得ていきたい」と話していましたが、2年半を経て「『大手キャリアでの5G端末の販売』と『SIMフリー市場でのユーザー支持の獲得』という2つの目標を達成できた」と、オッポジャパン取締役の河野謙三氏は話します。
「(キャリアでの販売は)私どもの製品をより多くのお客様にご利用いただくチャンス。今後もパートナー各社やお客様の声に真摯に答えていきたい」と河野氏。
発表会ではパートナー企業を代表し、KDDI執行役員の松田浩路氏、ソフトバンク常務執行役員の菅野圭吾氏、Google Japanのジョナサン・ナガオ氏、楽天モバイル取締役常務執行役員の矢澤俊介氏から寄せられたビデオメッセージも紹介されました。
ニーズをくみ取り「お客様満足の最大化」目指す
5G端末で目標としてきた、大手キャリア市場への参入が実現した背景について河野氏は、発表会および発表会後のラウンドテーブルで「2015年頃からいちはやく5Gの開発に取り組んできた。そうした先行投資の一方で、営業活動を通じて日本市場のニーズをくみ取ることができ、その成果としてニーズに合致した製品を投入できた」と説明。
またSIMフリー市場についても「日本市場が求めるスマートフォンは何かを愚直に追求してきた。そのひとつの結果が昨年のReno Aであり、Reno 3Aでさらに磨きをかけた。指原莉乃さんのCM効果もあり、認知が広がって販売につながっている」と好調ぶりをアピールしました。
「79.1%のお客様に満足いただいている」とユーザー満足度の高さをアピールする一方で、「お客様が必要とするものは何かを徹底的に考え、商品づくりに専念するのがOPPOの本分」だと強調。「今後も市場ごとにどういうニーズがあるか的確にくみ取りながら、お客様満足の最大化を目指したい」と語りました。
そのため今後は、「体験の心地よさを重視した商品設計」「体験の心地よさを拡張させる商品展開」「体験の心地よさを訴求するコミュニケーション」に注力していく方針だといいます。
完全ワイヤレス、スマートウォッチを日本に初投入
プロダクトマネージャーの中川裕也氏からは、「OPPO Find X2 Pro」「OPPO Reno3 5G」「OPPO Reno3 A」の3機種に加えて、完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco W51」と「OPPO Enco W11」、同社初のスマートウォッチとなる「OPPO Watch」が新たに市場投入されることも発表されました。
完全ワイヤレスは2機種、ノイキャンも搭載
「OPPO Enco W51」と「OPPO Enco W11」はスマートフォンとのスムーズな接続、優れた遮音性と音質、防水・防塵性能、急速充電対応などが特徴の、完全ワイヤレスイヤホン。製品名はコンサートなどの“アンコール”からきていて、「Enco(アンコー)」と読みます。
「OPPO Enco W51」は最大35dbのノイズキャンセリングが可能。振動板にダイヤモンドよりも硬いグラフェンでコーティングし、優れた音の立ち上がりとレスポンスを実現しているといいます。約15分の充電で最大9時間の再生が可能。またワイヤレス給電にも対応しています。
一方の「OPPO Enco W11」は1回の充電で、最大5時間の再生が可能。振動板をチタンでコーティングしているほか、通話時にはノイズキャンセリングでクリアな通話ができます。
「OPPO Enco W51」はスターリーブラックとフローラルホワイトの2色で、メーカー希望小売価格は15,800円。「OPPO Enco W11」はホワイトのみでメーカー希望小売価格は5,800円。いずれも8月上旬より量販店、ECサイト等で発売予定です。
OPPO WatchはWear OS採用でバッテリ長持ち
「OPPO Watch 41mm」は、同社が初めて日本市場に投入するスマートウォッチで、メーカー小売希望価格は25,800円。同じく量販店、ECサイト等で8月7日15時から予約開始。8月下旬に発売予定です。
1.6インチ(320×360)の有機ELディスプレイを搭載し、3気圧防水にも対応。スイミングも計測可能なアクティビティトラッキング機能に加えて、睡眠トラッキングではより良い睡眠のための提案もチェックできます。
OSに「Wear OS by Google(旧Android Wear)」を採用し、多数のアプリが利用できるほか、OPPO独自の急速充電機能「Watch VOOC フラッシュチャージ」にも対応。約75分でフル充電でき、通常使用で最大24時間、省エネモードでは最大2週間の使用が可能とのことです。
IoT製品も拡充予定「OPPOらしさを出せれば」
これら新たに投入されるIoT製品についても、河野氏はラウンドテーブルで「お客様が求めている機能、価格も含めてニーズを愚直に追求していくのはIoT製品も同じ。ニーズを的確に捉えながら販売を拡大し、その中でOPPOらしさといったものを出せればいいと考えている」と話していました。製品ラインナップ拡充の背景に、日本市場でシェアを拡大する同社の勢いが感じられる、そんな発表会でした。