アプリで防災情報や雨の状況をチェック

「利用者に最適な防災情報を国内最速レベルで配信する」という、iOS/Android向けの無料アプリ「特務機関NERV 防災アプリ」があります。対応OSはiOS 12.1以降と、Android 6.0以降。

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    「特務機関NERV 防災アプリ」

2011年の東日本大震災以降、休むことなく防災情報を発信しているTwitterアカウント「特務機関NERV」(@UN_NERV)のスマホアプリ版で、洪水や土砂災害などの防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づいて最適化して配信。被害が予想される地域に居住する人や訪問者が状況を的確に認識し、迅速な判断・行動が取れるよう補助する目的で開発されました。

人気アニメに由来するアプリ名やデザインを採用していますが、提供する防災気象情報は、気象業務支援センター(気象庁本庁舎および大阪管区気象台内)と接続した専用線からダイレクトに受け取ることで情報の信頼性を担保し、ゲヒルンが独自に開発した技術により「国内最速レベルの情報配信」を実現するなど、実用性の高いアプリです。

このほか、首都圏で急速に発達する雨雲予測を最短1分ごとの更新で表示するiOS/Android用の無料アプリ「tenki.jp Tokyo雨雲レーダー」を日本気象協会が提供しています。対応OSは、iOS 13以降とAndroid 8以降です。

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    「tenki.jp Tokyo雨雲レーダー」

世界初の実用型「マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)」を活用したアプリで、上空の強い降水域をいち早く、正確に観測できることで、数分後に地上に到達する強い雨を事前に察知できるとしています。

MP-PAWRで観測した高精度データと、日本気象協会が提供する天気予報専門メディア「tenki.jp」のノウハウを生かしているのが特徴。MP-PAWRの観測情報を活用した予測情報を一般の方に広く提供するアプリは、本アプリが初めてということです。

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    「tenki.jp Tokyo雨雲レーダー」の画面のイメージ

世界中の風の動きを地図上に表したビジュアルでおなじみのWebサイト「Windy.com」は、2019年10月に台風19号が日本列島を襲った際に注目を集めました。ブラウザ版のほか、iOS/Androidアプリも用意されています。対応OSは、iOS 11.0以降とAndroid 5.0以上。海外発のサービスですが、日本語化もされています。

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    「Windy.com」の画面のイメージ

Windy.comへアクセスすると地図が表示され、風速が色で、風の流れが粒子のアニメーションで表示されます。画面下部のスライドバーを動かすと指定した日時の予報を表示。再生ボタンを押すと、時間ごとの天候の変化をアニメ表示させることもできます。

画面右端のツールバーから最大瞬間風速や雨量、波の高さといった各種情報を切り替えられるほか、天気予想モデルをヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)とアメリカ海洋大気庁(GFS)から選べます。さまざまなデータを見ながら防災に役立てられそうです。