カシオの耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」、またまた強烈な新モデルが明らかになった。ボルネオ・レインボー・トード(ボルネオ虹蛙)をカラーテーマにした「GWF-A1000BRT」だ。2020年秋ごろの発売予定、価格は126,500円(税込)。
「蛙」とくれば、ベースモデルはもちろん「G-SHOCK MASTER OF G FROGMAN」しかない。新たな境地として2020年5月に発表された、ISO規格200m潜水用防水性能を持つダイバーズウオッチ、フルアナログのFROGMAN(GWF-A1000)だ。
そしてボルネオ・レインボー・トードは、2011年、東南アジアのボルネオ島で実に87年ぶりに再発見されたという、まさに幻の蛙。その写真を掲載できないのは残念だが、「Borneo Rainbow Toad」で検索すると何枚かの写真が見つかる。ボルネオ・レインボー・トードを写真に収めたのも史上初とのことだ。
GWF-A1000BRTの見どころは、カラーリングと質感。エッチング加工による凹凸とレインボーIPのステンレスベゼル、マルチカラーの文字板によって、ボルネオ・レインボー・トードの色彩や皮膚感を表現している。レインボーIPは1つ1つが異なる色合いになるため、同じカラーのベゼルはほかにない。この点はまた、ボルネオ・レインボー・トードという種の希少性を表している。
さらに、ベゼルの上に乗ったスケルトンのウレタン素材もポイント。ボルネオ・レインボー・トードが生息する環境のみずみずしさをイメージしたという仕掛けだ。風防は内面無反射コーティングのサファイアガラスとなっている。
裏ぶたに描かれるカエルのイラストも、FROGMANならではの楽しみ。GWF-A1000BRTの裏ぶたには、ボルネオ・レインボー・トードをイメージした新デザインのカエルが刻印されている。パッケージも特別仕様だ。
GWF-A1000BRTはBluetoothによってスマートフォンと連携し、専用アプリ「G-SHOCK Connected」からさまざまな機能を簡単に使える。自動の時刻修正や地図から選べるワールドタイム設定などだが、FROGMANらしいのはダイビングのログ(潜水ポイントや潜水時間など)を取得できるところだ。