アイリスオーヤマは、宮城県角田工場のマスク生産ライン稼働に伴い、新商品「ナノエアーマスク」の国内生産を開始。6月中旬より順次発売する。発売時期は「ふつう」サイズが6月中旬発売、「小さめ」サイズが9月を予定し、参考価格(税別)は各498円。数量はどちらも7枚入り。

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    アイリスオーヤマの国産「ナノエアーマスク」

独自開発の特殊ナノファイバー加工を施した中間層を採用。マスク着用時の口元の温度上昇を自社従来品と比べて約半分に抑え、着用時の息苦しさや蒸れを緩和できるとする。この中間層をポリプロピレンの不織布で挟んだ3層構造により、花粉やウイルス飛沫などを99%カットしつつ、通気性を保つことで息のしやすさを実現した。

花粉対策や風邪の予防だけでなく、ランニングや登山、満員電車の車内などの多様なシーンで利用でき、夏場や梅雨などマスクの着用で不快感を感じる時期にも快適に使えるとしている。

マスクの形状を保って呼吸をしやすくする3Dワイヤーを採用したほか、側面両端のVカット加工で頬との隙間を減らして長時間ぴったりフィットするようにした。また、やわらかく幅の広い耳ひもを採用することで、長時間着用しても耳が痛くなりにくく、快適に過ごせるという。個包装しており、衛生的に持ち運べるのも特徴だ。

アイリスオーヤマは、新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの要請を受け、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)に加え、宮城県にある角田工場の一部を改修して6月から不織布マスク生産を行う計画を3月に発表していた。今後、生産能力を順次強化し、7月には1億5,000万枚/月を目指す