ウォルト・ディズニー・ジャパンはNTTドコモと協業し、ディズニーの動画配信サービス「Disney+」(ディズニープラス)の国内向けサービスを、6月11日8時から開始すると発表した。利用料金は月額700円(税別)の定額制。

  • Disney+ (c)2020 Disney and its related entities

Disney+は、ディズニーやピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、ナショナルジオグラフィックの映像作品がスマートフォンやタブレット、PCなどで楽しめる定額制配信サービス。映画やシリーズ番組、ドキュメンタリーのほか、Disney+向けに製作された独自映像などもラインナップする。

すでにグローバル展開している、米The Walt Disney Companyの動画配信サービス「Disney+」の日本版となり、2019年3月時点で日本語サイトも公開されていたが、正式なサービス開始日は不明だった。

画質はフルHD(1,920×1,080)、音声は2chでの提供。将来的には米国と同じく4K / HDR画質、5.1ch音声での提供も検討するという。

申し込みは6月11日から受付開始。ドコモショップやMy docomo、量販店、Disney+公式サイトなどから受け付ける。料金は月額700円(税別)で、加入初月が無料となるキャンペーンも実施する。

申し込みにはdアカウントが必要で、アカウントがあればドコモ利用者以外も入会できる。ドコモの料金プラン「5Gギガホ」「5Gギガライト」「ギガホ」「ギガライト」契約者であれば、セット割引が適用され、最大1年の間、毎月の利用料金から700円(税別)が割り引かれる。

支払いはdアカウントに紐付いたクレジットカード払い。ドコモ契約者であれば、携帯電話料金との合算払いも可能。

視聴デバイスはスマートフォンやタブレット、PC、テレビなど。最大5台まで登録でき、同時視聴は4台のデバイスで行える。モバイルの対応OSはAndroid 5以降、iOS 11以降。PCはWindows 7以降、macOS X以降。スマートテレビはAndroid TVに対応する。このほか、Amazon FireTV、Amazon FireTV Stick(第1世代は非対応)、Apple TV、ドコモテレビターミナル、Chromecastでも利用可能。

  • Disney+で配信される映像ブランドは5つ(c)2020 Disney and its related entities

なお、ウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモは、2019年3月から国内向けにディズニー関連コンテンツを提供する「Disney DELUXE」(ディズニーデラックス)を提供しているが、今回の「Disney+」もNTTドコモと独占的に協業してサービスを提供する。

Disney DELUXEはもともと、動画配信サービス「Disney THEATER」、ディズニーに関する映画以外のデジタルコンテンツが楽しめる「Disney DX」、スター・ウォーズに関する映画以外のコンテンツを集めた「STAR WARS DX」、マーベルに関する映画以外のコンテンツを集めた「MARVEL DX」の4つを総称したサービス。今回スタートするDisney+は、このなかの「Disney THEATER」が独立したサービスにあたる。

従ってDisney DELUXEは6月11日以降も引き続きサービスを提供していくが、Disney THEATERがDisney+に変更されるかたちになり、デザインもリニューアルされる。Disney DELUXE加入者は追加費用なしでDisney+を利用できるようになり、解約や契約の変更も不要となる。