5G対応スマホは4機種
5G対応スマホとしては、4機種が発表されました。フラッグシップとなるのが「AQUOS R5G」(シャープ製)、そして2画面の「LG V60 ThinQ 5G」(LGエレクトロニクス製)で、ミドルレンジには「ZTE Axon 10 Pro 5G」(ZTE製)、エントリーモデルとして「OPPO Reno3 5G」(OPPO製)を投入します。OPPO Reno3 5Gはソフトバンクが国内独占販売するもので、榛葉氏は「驚くような低価格で提供したい」と話します。
「LG V60 ThinQ 5G」について榛葉氏は「例えばバスケットボールの試合を見るときに、上のディスプレイに試合映像をマルチアングルで、下にスタッツの詳細を表示できる」と紹介。2画面を活用して、あらゆるスポーツや芸能コンテンツにおいて新たなサービスを展開していけると活用方法を提示します。
また「ZTE Axon 10 Pro 5G」については「リッチコンテンツを楽しみたいけれど電池の減りが気になる、というかたに。手に取りやすい価格で提供します」と話していました。
気になる5Gの料金プランは?
料金プランですが、5Gサービスの開始当初は展開エリアが限られていることも考慮され、現行の4Gで提供している料金プランと同じになりました。3月12日に提供を開始する大容量50GBの「メリハリPLAN」を、5Gサービスにも適用させる考えです。8月末までに申し込めば「5G無料キャンペーン」により、5G基本料1,000円も2年間0円になるとのこと。
榛葉氏は「動画SNS放題+大容量50GBがついたプランです。5G LABベーシックのサービスもカウントフリーになります。全国津々浦々、現在の4Gと同じように5Gが利用できるようになるまで、料金プランも4Gと同等にします」と説明しました。
Xperiaは出ないの?
発表会の終了後、電話会議システムを通じてメディアとの間で質疑応答が実施されました。
5G時代において4キャリアから選ばれるために必要なことは、という質問に榛葉氏は「さまざまなドライバーがありますが、やはりイチバンはネットワークのインフラだと思います。日本全国で楽しんでいただける環境を早急につくりたい。データ利用量も一気に増えることでしょう。またコンシューマだけでなく、人のいないところで農業に活用したり、遠隔医療の需要なども出てくる。ヤフー、ZOZOTOWN、LINE、そうしたグループ企業とも連携して、サービス周りでもソフトバンクの特徴を出していきます」と答えます。
Xperiaシリーズがラインアップに含まれなかった点について、榛葉氏は「今回は見送らせていただきました。現在もソニーさんに大変お世話になっているし、もちろんユーザーさんからも厚い支持がある。タイミングを見て、ということですね」と回答しました。
容量無制限の料金プランも検討したか、と聞かれると榛葉氏は「3月27日のスタート時点で、全国一斉に全ユーザー様にご提供できるわけではないため、いまのプランが現時点でベストと判断しました。社内では議論を重ねておりまして、お客さまの声、マーケットの反応なども見ています。タイミングがきたらご報告したい」と話します。
5Gネットワークの開設については、計画を2年間前倒しで進めており、2年以内に(2021年中に)人口カバー率90%を構築していきたいとのことでした。