LG、8K動画撮影をサポートする5Gスマホ「V60 ThinQ 5G」

LG Electronicsは2月27日、5G通信に対応した新スマートフォン「LG V60 ThinQ 5G」を発表した。6.8インチの大型有機ELディスプレイを備え、Snapdragon 865プラットフォームを内蔵する。

2020年3月から、北アメリカやヨーロッパ、アジアなど主要な市場で販売開始する。日本での発売は未定。

LG V60 ThinQ 5G

LG V60 ThinQ 5Gは5G通信に対応した、6.8インチ・アスペクト比20.5：9の有機ELディスプレイ搭載スマートフォン。型番からいえば、2019年2月に発表された「LG V50 ThinQ 5G」の後継にあたる製品となる。望遠も搭載したトリプルカメラ構成のLG V50 ThinQ 5Gと比べ、LG V60 ThinQ 5Gは画面解像度やカメラ数が抑えられている一方で、画面サイズやメモリ容量などは強化されている。

LG V60 ThinQ 5Gの背面カメラは2カメラ＋1センサー構成。64MP（標準）＋13MP（超広角、117度）＋ToFセンサー（Z Camera）を搭載し、LGデバイスとして初の8K動画撮影をサポートする。本体には4つの高性能マイクを用意し、ユーザーの声を背景ノイズから分離するボイスボケ（Voice Bokeh）機能も搭載。インカメラは10MPの標準。

内蔵スピーカーはステレオ仕様。音響面では、4つのDACで音の歪みやノイズを抑える「32bit Hi-Fi Quad DAC」や、同社有機ELテレビなどで導入されているオーディオ処理技術「LG 3D Sound Engine」を取り入れている。本体サイズはW77.6×D8.9×H169.3mm、重さは214g。

このほか、搭載ディスプレイと同サイズとなる、6.8インチ有機ELスクリーン「LG Dual Screen」をアクセサリとして用意。LG V60 ThinQ 5Gや「LG G8X ThinQ」と同じように、本体と組み合わせることで2画面スマホとして利用できることも特徴だ。ゲームやマルチタスクに適するという。

LG V60 ThinQ 5Gとの接続インタフェースはUSB Type-C。LG Dual ScreenのサイズはW86×D14.9×H175.9mm、重さは134g。