コルグは、クラブやライブハウスなどの大音量の過酷な環境の中で耳を保護しつつ、ノイズのない高解像度のサウンドをモニタリングできるようしたノイズキャンセリング機能搭載のDJ向けモニタリングヘッドホン「NC-Q1」を発表した。発売は4月下旬を予定。市場想定価格は税抜きで31,800円。

  • NC-Q1

NC-Q1では、フィードフォワードとフィードバックをともに利用したアクティブノイズキャンセリング(ANC)技術を採用。イヤーカップの内外にそれぞれマイクを搭載し、あらゆる方向からノイズをシャットダウンする。形状記憶フォームを使ったイヤークッションは、快適さと耳へのフィット感に優れるだけでなく、ノイズとサウンドを的確に分離する。 DJブースで使用するのに適した「スマートモニタリング」と「サウンドエンハンシング」機能を搭載。これらの機能により、EQのプリセットや音量バランス、どちらの耳(右、左、両耳)でモニターするかを選ぶことで周囲の音の聴こえ方をカスタマイズできる。

ワイヤード/ワイヤレスの両方で使え、様々な種類のBluetooth規格(SBC, AAC, aptX, aptX-LL, aptX-HD)に対応するほか、音声アシスタントの「Googleアシスタント」と「Siri」にも対応。専用のビームフォーミング処理によりクリアな音質でのハンズフリー通話中も可能だ。

物理ボタンやスイッチ、タッチセンサーなどすべての操作子はイヤーカップに集約。一度触れたり触れ続けたりすることでモニタリング機能を片耳あるいは両耳で有効化、無効化できるようになっている。

41mm径のカスタムPEEKハイグレードフィルムダイアフラムを搭載し、周波数応答性は10Hzから25KHz。左右2カ所に配備したオーディオ入力端子で、オーディオプレイヤー、ミキサー、オーディオインターフェースなどと接続できる。

内蔵バッテリーは1,200mAリチウムポリマー電池で、充電時間は3.5時間から6時間。連続使用時間は最大で36時間。

サイズは158.5×204.0×84.0mmで、質量は約320g(ケーブルを除く)。ケーブル長は1.5m。カラーはブラックとホワイトの2種を用意。本体のほか、ステレオミニ、ステレオフォーン変換プラグ、キャリーバッグ、充電用のUSBケーブルが付属する。