ソニーは、頑丈なタフ仕様のCFexpress Type Bメモリーカード「CEB-Gシリーズ」と、CFexpress Type B用カードリーダー「MRW-G1」を2020年1月下旬から順次発売する。カードは1月下旬発売で、容量は128GB/256GB/512GBの3種類。カードリーダーは2月以降の発売となる。価格はすべて未定。

  • ソニー CFexpress Type Bメモリーカード CEB-Gシリーズ

    ソニーのCFexpress Type Bメモリーカード「CEB-Gシリーズ」。左から128GB、256GB、512GBモデル

CFexpress Type B カード「CEB-Gシリーズ」

  • 128GB(CEB-G128)
  • 256GB(CEB-G256)
  • 512GB(CEB-G512)

CFexpress Type Bカード「CEB-Gシリーズ」は、高解像度の静止画高速連写や、プロ向けカムコーダーで高ビットレートの映像を撮るときなど、大容量データを短時間で保存することを目指した記録メディアで、書き込み速度は最大1,480MB/s、読み出し速度が最大1,700MB/sを実現。2019年2月に開発を発表しており、今回それらの商品化が決定した。

カード本体の堅牢性を高めており、CFexpress規格の5倍にあたる5mの高さからの落下試験や、CFexpress規格の3倍にあたる70N(約5kg)の加圧による曲げ試験をパスしており、耐X線(ISO7816-1準拠)、耐温度、耐磁性、UVガードなどの信頼性も備えており、高い信頼性が求められるプロフェッショナル用途などでの厳しい要求に応えるとする。

具体的には、IC部品と基板の間にアンダーフィル剤を充填してIC部品を固着させ、接続信頼性を向上。また、上下2枚の耐衝撃熱拡散シートで基板を挟むサンドイッチ構造で、カード内部に伝わる衝撃を吸収する。放熱効果を高め、高速化の障害となる温度上昇を緩和している。

購入者向けの無料特典として、データ復旧ソフト「メモリーカード ファイルレスキュー」が付属する。

CFexpress Type B用カードリーダー「MRW-G1」

MRW-G1はソニーのCFexpress Type Bカードの読み書きをサポートし、PC接続のインターフェイスはUSB 3.1 Gen2対応のUSB Type-C。USB Tyep-C to USB Type-Cと、USB Tyep-C to USB Type-Aのケーブル2本が付属する。

  • MRW-G1

    CFexpress Type B用カードリーダー「MRW-G1」