細部までこだわったモノづくり

日本HP パーソナルシステムズ事業統括 コンシューマー事業本部 本部長の沼田綾子氏は、「Spectreは常にひとつ、最上級を意味する『est』を目指してきました。2019年モデルでは、13.3型コンバーチブルPCとして世界最小のフットプリントを実現。よりコンパクトになったことで、女性用のカバンでも出し入れが簡単になりました」と話します。堅牢性も高く、500kgf超の耐圧試験をパスし「満員電車も怖くない」と。

  • 日本HP パーソナルシステムズ事業統括 コンシューマー事業本部 本部長の沼田綾子氏

    日本HP パーソナルシステムズ事業統括 コンシューマー事業本部 本部長の沼田綾子氏

画面は、反射を減らしてコントラストと透過率を高めるアンチリフレクションディスプレイを採用。非光沢ディスプレイは表面が粗くなるので、アクティブペンを使ったときにペン先が摩耗しやすい問題があるそうですが、アンチリフレクションディスプレイにはそうした問題もなく、指紋も目立たず、コストも抑えられるそうです。

  • 2019年モデルでは、アンチリフレクションディスプレイを採用

4K有機EL(OLED)を搭載するモデル(パフォーマンスモデル)では、コントラスト比100,000:1を実現。直射日光の下でも快適に映像が見られます。

本体側面には、物理的にWebカメラをOn/Offする、カメラキルスイッチを搭載。また、F12キーにマイクミュートの専用ボタンを設け、ミュートがスマートに利用できるなど、細部にもこだわっています。

また、DSI mobileのSIMMカードを同梱するLTE対応モデル(WWANモデル)もラインナップ。最大3カ月間、無料で7GBまでのデータ通信を使えます。加えて、2020年早春に搭載を予定するプライバシーモードも紹介しました。これは画面を横から見たときに暗くなるようにするという、のぞき見を防ぐ機能です。

HP Spectra x360 13の主なスペックは、CPUがIntel Core i5-8265UかCore i7-8565U、メモリは8GBか16GB、ストレージは256GB・512GB・1TB SSD(PCIe NVMe M.2)。ベーシックモデル以外は、Intel Optaneメモリー 32GB(NVMe M.2)も搭載します。バッテリー駆動時間は最大22時間。本体サイズはW307×D194.5×H16.0~18.5mm、重さは1.24kgです。

  • HP Spectra x360 13

    HP Spectra x360 13(アッシュブラック)のタブレットモード。画面占有率は90%。ほぼ画面だけになります

  • HP Spectra x360 13

    HP Spectra x360 13(アッシュブラック)の右側面。2018年モデル同様、コーナーにもUSB 3.1 Type-C Gen2(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)を搭載することで、側面の端子が使いにくいシーンをフォロー。microSDカードスロットの右にはプライバシースイッチ(カメラキルスイッチ)があります

  • HP Spectra x360 13

    HP Spectra x360 13(アッシュブラック)の左側面。コーナーは電源ボタン。ヘッドフォン/マイクコンボポートの横はUSB 3.1 Type-A(電源オフチャージ対応)