さくらインターネットは12月5日、フェンリルと提携し、プッシュ通知エンジンサービス「BoltzEngine(ボルツエンジン)」を、さくらのクラウドにおいて提供を開始した。

  • サービスの概要

    サービスの概要

フェンリルが提供するBoltzEngineはプッシュ通知エンジンサービスとなり、オンプレミスにもクラウドにも対応する柔軟さで、自社の情報セキュリティポリシーに即した運用ができ、シングルサーバ構成で1秒間に3万5000通の配信を可能としている。

これは従来のプロダクト(5万通/分)と比べて、40倍以上の処理速度で配信数に制限はなく、従量課金制でもないめた、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービスと異なり、ユーザーが用意したリソースを専有することが可能なため、アプリケーションの利用者が増えても、安定したリアルタイム情報配信が実現できるという。

BoltzEngineは、さくらのクラウドのコントロールパネルからさくらのクラウド用スタートアップスクリプトとして複雑な操作をせずにセットアップすること可能としている。

さくらインターネットは、他社と提携しサービス提供を行う「マーケットプレイス」の取り組みを推進しており、一環として同サービスの提供を開始する。今後も提携ビジネスを拡大し、インフラサービスだけではなし得ない新しい顧客層の獲得を目指す考えだ。