シグマは11月22日、開発を発表していたフルサイズミラーレス用の大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG DN」の価格と発売日を発表した。希望小売価格は税別13万5000円で、開放F2.8の大口径標準ズームとしては意欲的な価格設定とした。発売日は12月20日。ソニーEマウント用とLマウント用の2種類で、価格は発売日は両マウント用で共通。

  • 予想よりも安い価格で登場する、フルサイズミラーレス用の大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG DN」

ソニー純正のEマウント用標準ズームレンズは、開放F2.8通しのフラッグシップモデル「FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM」(実売価格は税込み27万8000円前後+ポイント10%)と、開放F4通しの普及型モデル「FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G」(実売価格は税込み16万5000円前後+ポイント10%)が存在する。シグマの24-70mm F2.8 DG DNは、売れ筋のFE 24-105mm F4 G OSSよりも実売価格が2万~3万円ほど安くなるとみられ、α7シリーズのユーザーにとっては大いに気になる存在になりそうだ。

24-70mm F2.8 DG DNはミラーレスカメラ専用の設計とし、最高水準の光学性能を確保した標準ズームレンズ。周辺まで均一な光学性能を確保しつつ、ミラーレス専用設計としたことでサイズと重量を抑えた。一眼レフ版とは異なり、レンズ内手ぶれ補正機構は搭載しない。

最短撮影距離はワイド側で18cmで、フードの先端よりも近い距離まで寄って撮影できる。テレ側の最短撮影距離は38cm。レンズは防塵防滴機構を備えているほか、ズームロック機構も搭載する。シグマ独自のマウント交換サービスにも対応する。

レンズの最大径は87.8mm、長さは122.9mm、重さは約835g(寸法はLマウント版の数値)。一眼レフ用は約1,020g(シグマ版)なので、約185gの軽量化が図られた。