米Intelは、現地時間11月20日付けの顧客向け文書で、同社製CPUの供給不足問題が解決していないことを謝罪した。業界は年末の商戦期にさしかかっているが、この問題がパソコンメーカー各社の製品投入スケジュールに影を落とすことは必至だ。

この顧客向け文書は「心から謝罪したい」という一文からはじまる。

  • Intelが顧客に向けた謝罪の文章。CPU供給不足の改善時期は見え難い

同文書によれば、強い需要に対する供給力の懸念から、Intelでは設備投資を増やし、14nm/10nmの製造能力を増強した。実際に、2019年の上半期と比較して、下半期では2桁増のCPU供給量を実現してきた。しかしながら、2019年の予想を超えた持続的な需要増が供給量を上回り、未だに需給のバランスがとれない。引き続き、Intel自身の製造能力を拡大し、ファウンドリの使用を増やすなど、努力を続けている状況なのだという。

Intelは、2019年を通して続いてしまったCPU供給不足の問題が発生してから最近まで、商戦期である年末までには改善するという見通しを繰り返していた。一方で、IntelからCPU供給を受けるPCメーカーの中からは、最近になっても供給に課題が残っているという話が聞かれていた。先月の時点でも、Intelが発表した2019年度第3四半期(2019年7月~9月)の決算の中では、「CPUの需要に完全には応えられない状況が続いている」と言及されていた。