東京・中野にあるオーディオ・ビジュアル専門店、フジヤエービックが主催する「秋のヘッドフォン祭 2019」(入場無料)が、東京・中野の中野サンプラザで開催中(11月3日まで)。B&WやDALI、ゼンハイザーといった有名ブランドから、多数の新製品が初公開されたほか、テクニクスやビクターから11月に発売される新イヤホンが注目を集めていた。

  • alt

    デンマーク・DALI初のヘッドホンが登場。NC対応の「iO-6」(左)とNC非対応の「iO-4」(右)

B&W / D&Mホールディングス

D&Mホールディングスのブースでは、B&WとDALIの新製品に注目が集まっていた。

Bowers & Wilkins(B&W)は、オーバーヘッドの「PX7」と、オンイヤー「PX5」の2つのワイヤレスヘッドホンを展示。どちらもノイズキャンセリング機能(NC)に対応する。価格は未定で、11月中の発売を目指しているという。

  • alt

    オーバーヘッドタイプの「PX7」

  • alt

    オンイヤータイプの「PX5」

ドライバーのサイズは、「PX7」が43mm径、「PX5」が35mm径。Bluetoothは、SBC/AAC/aptX/aptX HDに加え、再生音質のビットレートを変動させてワイヤレス接続を途切れにくくする新コーデック「aptX Adaptive」を採用している。国内で使える対応機種には、執筆時点ではシャープの「AQUOS R3」がある。

B&WからはネックバンドタイプのBluetoothイヤホンも登場。NC対応の「PI4」と、NC非対応の「PI3」で、価格は未定。こちらも11月中の発売を目指すという。ドライバー構成も異なっており、「PI4」は14mm径のダイナミックドライバー×1、「PI3」はバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー×2となっている。ハウジングを耳から外している時はマグネットで左右をつなげられる。

  • alt

    NC対応の「PI4」(左)とNC非対応の「PI3」(右)

DALI / D&Mホールディングス

スピーカーでおなじみのデンマーク・DALIが手がけた初のヘッドホンも参考出品されていた。NC対応の「iO-6」と、NC非対応の「iO-4」で、カラーはそれぞれ、アイアンブラックとキャメルブラックの2色を用意。発売時期は未定。

  • alt

    NC対応の「iO-6」

搭載している50mmドライバーは共通。ハウジングはiO-6のみ、側面にNC操作用のボタンを備えている。

  • alt

    NC対応の「iO-6」(左)には小さなNCオン/オフボタンがある。NC非対応の「iO-4」(右)にはボタンはない

ゼンハイザー

ゼンハイザーは、「PXC 550」の後継機種となる新たなNCワイヤレスヘッドホン「PXC 550-II」のプロトタイプを参考出品していた。IFA2019で展示されていたモデルで、幅広い周波数特性を実現する32mmドライバーを搭載し、高音質コーデックを採用して“伝統的なゼンハイザーサウンドを実現する”という。

  • alt

    「PXC 550-II」