11月2日に発売される、ウォークマンAシリーズの新モデル「NW-A100」。Android OSを採用し、PCを使わずに単体でmoraやe-onkyo musicからハイレゾ音源をダウンロード購入したり、SpotifyやApple Music、YouTube Musicといった有料音楽配信サービスの楽曲をストリーミング再生できるのが特徴です。

  • NW-A100シリーズ

    Android搭載のストリーミングWALKMAN「NW-A105」(ブルー)

価格はオープン。店頭価格(税別)は、内蔵メモリ16GBの「NW-A105」が32,000円前後、32GB「NW-A106」が37,000円前後、64GB「NW-A107」が47,000円前後を見込んでいます。ノイズキャンセルイヤホン付きで16GBの「NW-A105HN」は39,000円前後。国内発表時のニュース記事や、ライター・山本敦氏のレビューも合わせてお読みください。

なお、NW-A105をベースにしたウォークマン40周年記念モデル「NW-A100TPS」も期間限定で販売しています。

本記事では、NW-A105HNの外見の主な特徴や新機能などを、既存の「NW-A50」(2018年発売)との比較も交えて写真で紹介します。

コンパクトなサイズそのままで画面は高精細化、USB-C採用

NW-A100シリーズの本体サイズは97.3×54.8×11mm(縦×横×厚さ)、重さは約103g。Androidを搭載しながらも2018年発売の「NW-A50」シリーズ(97.3×54.8×10.7mm、約99g)とほぼ変わらないサイズ感で、A50よりもやや丸みを抑えたデザインになりました。

画面は3.1型から3.6型に大型化し、解像度は800×480ドットから1,280×720ドットへと高精細化しています。

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    NW-A100シリーズのホーム画面

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    NW-A105

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    NW-A55(上)とNW-A105(下)を比べると、A55のメタリックな仕上げが、A105ではマットな仕上げになったのが分かる。音量調整ボタン(右側)のデザインも変わった

A100の下側面の端子は、既存のA50まで採用されていたWMポートからUSB Type-Cに変わっています。付属のUSBケーブルもUSB-Cケーブルになりました。ゴム製のUSB-Cカバーが付属しますが、新しいイヤホン(IER-NW510N)が付属する「NW-A105HN」では付属イヤホンとUSB-Cカバーが一体になっています。

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    NW-A105の下側面のUSB Type-C

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    NW-A105(上)はUSB Type-Cを採用。下がNW-A55のWMポート

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    イヤホン付きの「NW-A105HN」では付属イヤホンとUSB-Cカバーが一体になっている

本体の内蔵ストレージは16GB / 32GB / 64GBの3種類。microSDカードスロットを1基搭載し、最大128GBまでのmicroSDカード(ソニー製の場合)が利用できます。スロットの位置はA55から変わり、A100の下側面にあります。内蔵ストレージの空き容量(システム領域を除く)は、16GBモデルが約6.29GB、32GBモデルが約20.53GB、64GBモデルが49.04GBで、用途に合わせてmicroSDを選んで追加したいところです。

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    microSDカードスロットは、NW-A55(左)では左側面にあったが、NW-A105(右)では下側面に移った

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    イヤホン付き「NW-A105HN」の付属品

コンパクトなサイズなので、服のポケットなどへの収まりもよく、気軽に連れ出せる印象です。

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    A105とイヤホン(Campfire Audio「POLARIS II」)を組み合わせたところ

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    A105とヘッドホン(フォステクス「T50RP」)を組み合わせたところ。T50RPのような“鳴らしにくい”とされるヘッドホンでも、別途ヘッドホンアンプを用意することなく、A105単体でしっかり聞けた