本邦初公開の「Surface Neo」「Surface Duo」

檜山氏: Surface Neo/Surface Duoの発表は日本マイクロソフト社内でも反響があった。なぜこのタイミングに発表したのか。

Barlow氏: まったく新しいモバイルの創造性を設計するためだ。ゴリラガラスを採用した薄型LCDパネルが360度ヒンジにつながり、コンパクトなデバイスとなる。今回はOSを搭載していない試作機だが、日本で初めて披露しよう。

  • 本邦初公開のSurface Neo。9インチLCDパネルが重なっている

  • ヒンジを開いた状態。13インチの表示領域でWindows 10Xを使用する

  • PCスタイルに変化したSurface Neo。ノートPCのように「前方に押しだせばキーボードも使用できる」(Barlow氏)

Barlow氏: Windows 10Xは互換性のある周辺機器やマウスが使用可能だ。デュアルスクリーンは約44%の生産性向上を実現するといわれている。これがポケットに収まるように設計された最初のSurfaceデバイスだ。「なぜAndroid?」と問われるかもしれないが、我々は顧客が望むものを提供したい。リリースを1年後に設定した理由は、開発者から要望だ。彼らは(Surface Duoが)マジカルであることを理解している。1年後の出荷を楽しみにしたい。

  • 同じく本邦初公開のSurface Duo

  • Surface DuoもSurface Neoと同じようにデュアルスクリーンの部類に含まれる

この後はビジネスユーザーや法人顧客に関する質問が続くため割愛するが、筆者の関心はSurface Pro 7 LTE Advanceの存在だ。もちろん、現時点でそのようなSKUは存在せず、Microsoftの見解も「Surface Go LTE Advancedや第5世代のSurface Pro LTE Advancedが選択肢」(Barlow氏)だった。これは2020年1月発売予定のSurface Pro Xと競合しないための戦略ではないかと筆者が見ている。