Beats by Dr. Dreは、同社初のオンイヤー型ノイズキャンセリング(NC)ヘッドホン「Beats Solo Pro Wireless」を10月30日に発売する。アップルのオンラインストア価格は税別29,800円。

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    Solo Pro(左からブラック、グレイ、アイボリー)

カラーはブラック、グレイ、アイボリー。これに、Beats by Dr. Dreのアンバサダーを長年務める音楽アーティスト、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)とコラボレーションした「More Matte Collection」として、ライトブルー、レッド、ダークブルーを加え、計6色で展開する。

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    Solo Pro - More Matte Collection - (左からライトブルー、レッド、ダークブルー)

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    Solo Pro(レッド)の装着イメージ

環境に合わせて騒音低減、NCオンでもほぼ一日再生可能

Beatsが持つアコースティック技術や、外音取り込み機能のTransparency、アップルのオーディオ共有機能などを備えたワイヤレスヘッドホン。アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」最新モデルにも採用されているH1チップをSolo Proに搭載し、Bluetoothに対応。高速で安定したワイヤレス接続を実現する。

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    Solo Pro(ブラック)

NC対応で、ビームフォーミング技術を応用したマイクロフォン2基と最新の音声加速度センサーを備えている。Beatsのオンイヤーヘッドフォンとして初めて、「ピュアアダプティブ ノイズキャンセリング(Pure ANC)」機能を搭載。Beats Studio3 Wireless(2017年発売)から生まれた独自技術で、オンイヤーの形状に合わせて音をチューニング。高度なアルゴリズムで周囲の音を継続的にモニタリングし、飛行機内やカフェ、オフィスなどの外部環境に合わせて環境ノイズを効果的に低減する。

また、ヘッドホンのフィット感を解析し、毛髪やイヤリング、耳の形、頭の動きに伴う音漏れを調整。再生中の音楽を解析しながら、音源にノイズキャンセリングを適用し、「不要な誤差を取り除いて音を忠実に再現する」という。

外音取り込みのTransparency機能をオンにすると、外部マイクが起動。音質を損なわず、音楽を止めることなく周囲の音を自然に取り込むという。左ハウジングにあるモードボタンをタップすると、前述のPure ANCとTransparencyモードを切り替えられる。

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    Solo Pro(グレイ)。右ハウジング下にLightning端子、左ハウジングにモードボタンを備える

H1チップ搭載により、アップルが提供するオーディオ共有機能に対応。友人と一緒に映画を鑑賞したり、運動するときにも最適としている。この機能は、iPhone 8以降と、iOSの最新バージョンを搭載した第7世代iPod touch、iPadOSの最新バージョンを搭載したiPadシリーズで利用できる。

電源ボタンはなく、本体を開くと電源オン、折りたたむとオフになる機能を搭載。右ハウジングにマルチファンクションコントロールを備え、音楽再生/停止や楽曲スキップ、音量調節、通話開始/終了の操作が可能。音声コマンドの起動もできる。また、対応するiPhoneと連携時に「Hey, Siri(ヘイ、シリ)」と呼びかけると、音声アシスタント機能が起動する。

オンイヤークッションのデザインと全体の形状を刷新し、長時間装着しても疲れない快適性を実現する。ヘッドバンドは一体構造で継ぎ目が見えず、「Beats製品特有のスマートな外観」が特徴とする。メタルスライダーを採用して耐久性も高めた。

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    Solo Pro(アイボリー)を折り畳んだところ

連続再生時間は、Pure ANCまたはTransparencyオン時が最大22時間。両機能オフ時は最長40時間聴ける。急速充電対応で、同梱のLightningケーブルを使って10分充電すると、最大3時間利用できる。重さは267g。専用ヘッドホンケースが付属する。

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    付属のキャリングケースとLightningケーブル

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    計6色のSolo Pro