エミライは、米Noble Audioの初となる完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」を10月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別16,800円前後を見込む。

  • Noble Audio「FALCON」

    Noble Audio「FALCON」

カスタムインイヤーモニター(IEM)などで知られる、米国の高級イヤホンメーカー・Noble Audio(ノーブルオーディオ)の初となる完全ワイヤレスイヤホン。

最新の「Dual-layered Carbon Driver(D.L.C.Driver)」を搭載し、完全ワイヤレスイヤホンで採用例が多いグラフェン系ドライバーと比べて、歪みを約半分に抑えつつ、「伸びやかな高域表現を可能にする」という。新開発のドライバーの特性を生かした、アコースティックダンパーによる物理的なチューニングに加え、DSPの信号処理によるドライバーのチューニングを掛け合わせて理想的な特性を目指した。

ハイエンドイヤホンの設計ノウハウを生かし、Noble Audioを主催するジョン・モールトン博士が音質をチューニング。同氏は「完全ワイヤレスイヤホンの理想は、音質が優れているだけでなく、耳への負担が少ない設計が必要」と考えており、FALCONを長時間装着していても「自然で耳にやさしい」音作りをした。

  • FALCON

    FALCONの内部構造

クアルコムの「QCC3020」を採用し、Bluetooth 5.0に準拠。AACやaptXコーデックなどをサポートする。また、左右イヤホンにそれぞれデータを伝送する「TrueWireless Stereo Plus(TWS+)」をサポート。Xperia 1などの対応スマホと組み合わせることで安定した接続が可能になる。

通話時に外音を効果的に除去するcVcノイズキャンセリング機能を搭載。Bluetoothデバイスとの接続安定性を高めるアンテナ設計技術「High Precision Connect Technology」も備えている。

  • FALCON

    クアルコム「QCC3020」採用でaptXコーデックやTWS+をサポート

イヤホン本体はIPX7防水対応で、連続再生時間は最長10時間。付属の充電ケースと組み合わせて最長40時間聴ける。充電ケースはFALCONを約4回充電可能。高速充電に対応し、満充電までにかかる時間はイヤホン本体が最大1時間、充電ケースは1.5時間。

独自のホーン形状ノズルを採用したePro audio製イヤーピース「Horn-Shaped Tips」が付属。音波をより効率的に外耳道に送れる音響変換理論に基づいて作られている。

専用アプリを年内公開予定で、細かい設定変更が可能になるという。また、将来の機能追加も可能なOTAファームウェアアップデート機能に対応する。

FALCONの先行販売を、10月14日18時までクラウドファンディング「Makuake」で実施中で、支援者への納品は10月下旬を予定している。先着1,000人で、イヤホン本体に加えて、片耳のイヤホン本体を落としても新品と交換してもらえる紛失安心補償サービス(通常8,000円)が、無料で利用できる「【約32%お得】紛失安心補償サービス無料コース」などを用意している。

  • FALCON

    FALCON(スマートフォンは付属しない)