◆Metro Exodus(グラフ33~38)

4A Games
https://www.metrothegame.com/

設定方法はこちらに準ずる。ただし

Radeon RX 5700 Preset:Ultra
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU Preset:Low
解像度:720P/1.5K/2K

としている。また、なぜかRyzen 5 3600XのみRadeon RX 5700と組み合わせると2.5Kでシステムがシャットダウンしてしまうという謎の現象が出て(再現率100%)、2.5Kでのデータが取れなかった。

それはともかくとして、まずRadeon RX 5700(グラフ33~35)では、Far Cry New Dawnほどではないものの、かなりCPU性能がネックになっている様子が伺える。一応どのCPUでも2Kでプレイ可能といえば可能だが、最小フレームレートが30fps前後まで落ち込んでいるから、快適か? と言われるとちょっと怪しい。全体的にもう少しCPU性能が必要(or描画オプションをもう少し下げるべき)かもしれない。

一方内蔵GPU(グラフ36~38)だが、720pですら苦しいという感じで、2Kだと結構苦痛であろう(プレイ不能、まではいかないが)。プリセットLowでこれなので、内蔵GPUでのプレイはあきらめた方が良さそうだ。

◆Middle-earth:Shadow of War(グラフ39~44)

Warner Bros
https://warnerbros.co.jp/game/shadowofwar/

設定方法はこちらに準ずる。ただし

Radeon RX 5700 Graphics Quality:Very High
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU Graphics Quality:Lowest
解像度:720P/1.5K/2K

としている。

まずRadeon RX 5700(グラフ39~41)の結果だが、こちらもややCPU性能不足の感が否めない(特に最大フレームレートでこれが顕著)。とはいえ、2Kで80fps以上、2.5Kで60fps以上の平均フレームレートを確保できているし、最小フレームレートも2Kで35~40fpsあるから、一応プレイには支障は無いとは思うが、もう少しCPU性能があったほうが良さげではある。

一方内蔵GPU(グラフ42~44)だが、こちらも720pはともかく1.5Kあたりで40fps前後だから、やはり快適とは言い難い。最小フレームレートも低めであり、プレイには適さないとして良さそうだ。

◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ45~50)

SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

設定方法はこちらに準ずる。なお

Radeon RX 5700 Preset:Very High
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU Preset:Lowest
解像度:720P/1.5K/2K

としている。

ということでまずはRadeon RX 5700(グラフ45~47)。APU3製品の傾向は典型的なCPUボトルネックであるが、まぁそれでも辛うじて平均フレームレートは2.5Kでも60fpsは確保している(Shadow of the Tomb Raiderの場合、最小フレームレートは殆どあてにならないから無視して良い)からプレイは可能である。ただ、Ryzen 3 3600/3600Xはずっと性能が上がっているから、できればこちらを選んだ方が良いだろうという感じだ。

一方内蔵GPU(グラフ48~50)であるが、これまで同様720pなら一応プレイもできるだろうが、2Kでのプレイはかなり苦痛であろう。まぁゲームに適した性能とは言い難い。

◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ51~56)

Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

設定方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。ここでは

Radeon RX 5700 グラフィック品質:高
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU グラフィック品質:低
解像度:720P/1.5K/2K

とした。

さて、The Division 2でもAPU 3製品はやはりCPUネックっぽい感じである。それでもRyzen 5 2400G/3400Gは多少マシだが、Ryzen 3 3200Gは解像度が変わっても平均フレームレートが殆ど変化しないあたりはちょっと厳しい。実際Ryzen 3 3200Gで1.5Kのテスト結果をみるとこんな感じ(Photo23)で、GPUの負荷率が6割弱でしかない。明らかにCPU性能不足である。まぁそれでも2.5Kで80fpsは確保できているから、プレイできないという訳ではないのだが。

  • Photo23:黄色のグラフがGPUの負荷率、赤がCPUの負荷率である。

一方内蔵GPU(グラフ54~56)だが、これが意外に悪くない。さすがに2Kはちょっと厳しい(Ryzen 5 3400Gで辛うじて何とかという程度)が、1.5Kならそこそこプレイできそうである。現状このあたりが内蔵GPUの限界だろう。